エジンバラの騎士

ベイ・シティ・ローラーズのデビューアルバム『エジンバラの騎士』は、1974年にリリースされ、彼らの音楽キャリアの幕開けを飾りました。スコットランド出身のバンド、ベイ・シティ・ローラーズは、このアルバムを通じて、世界的な人気を獲得する足がかりを築きました。

アルバムには、「想い出に口づけ (Remember)」、「ベイ・シティ・ローラーズのテーマ (Shang-a-Lang)」、「太陽の中の恋 (Summerlove Sensation)」といった、全英シングル・チャートでヒットした楽曲が収録されています。これらの楽曲は、当時の若者を中心に熱狂的な支持を集め、ベイ・シティ・ローラーズを一躍スターダムへと押し上げました。

また、イギリスでは当初ヒットしませんでしたが、後にアメリカ合衆国でチャートの首位を獲得する大ヒットとなった「サタデー・ナイト (Saturday Night)」も収録されています。この楽曲は、アメリカでのベイ・シティ・ローラーズの人気を決定づける重要な一曲となりました。

『エジンバラの騎士』は、北米市場ではリリースされませんでしたが、収録曲の一部は、1975年にリリースされたセルフタイトルのアメリカ合衆国でのデビュー・アルバム『ベイ・シティ・ローラーズ』に収録されました。これにより、北米のファンも彼らの音楽に触れる機会を得ることができました。

トラックリスト

Side 1
1. ベイ・シティ・ローラーズのテーマ "Shang-a-Lang"
2. 青春のささやき "Give It to Me Now"
3. エンジェル・エンジェル "Angel Angel"
4. ビー・マイ・ベイビー "Be My Baby"
5. ジャスト・ア・リトル・ラブ "Just a Little Love"
6. 想い出に口づけ "Remember (Sha-La-La-La)"

Side 2
1. サタデー・ナイト "Saturday Night"
2. 不思議な気持 "Ain't It Strange"
3. ひとりにしないで "Please Stay"
4. 踊ろよ ジェニー "Jenny Gotta Dance"
5. さよならベイビー "There Goes My Baby"
6. 太陽の中の恋 "Summerlove Sensation"

2004年のイギリス・リイシュー盤には、ボーナストラックとして、「二人のロックン・ロール (Are You Ready for That Rock and Roll)」、「Bringing Back the Good Times」、「バイ・バイ・バーバラ (Bye Bye Barbara)」、「バイクで突っ走れ (Hey C.B.)」が収録されました。しかし、オリジナル・バージョンの「サタデー・ナイト」と「想い出に口づけ」は収録されませんでした。

パーソネル
レスリー・マッコーエン – ボーカル、ギター
エリック・フォークナー – ギター、バイオリン、マンドリン、ベース
スチュアート・ウッディ・ウッド – ギター、ベース、ピアノ、マンドリン
アラン・ロングミュアー – ベース、アコーディオン、ピアノ
* デレク・ロングミュアー – ドラムス、コンガ、タンバリン

『エジンバラの騎士』は、ベイ・シティ・ローラーズの音楽的な才能と魅力を余すところなく伝える作品であり、彼らのファンにとっては必聴のアルバムと言えるでしょう。彼らの音楽は、時代を超えて多くの人々に愛され続けています。

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