エスタディオ・デ・ラ・ロマレーダ

エスタディオ・デ・ラ・ロマレーダ

エスタディオ・デ・ラ・ロマレーダ（Estadio de La Romareda）は、スペインのアラゴン州サラゴサに位置するサッカー専用のスタジアムであり、レアル・サラゴサのホームグラウンドとして知られています。このスタジアムは1957年に開場し、現在の収容人数は33,608人です。

スタジアムの概要と設立

このスタジアムは、アラゴン州では最大規模を誇り、長い歴史を持っています。1957年9月8日には、レアル・サラゴサ対CAオサスナの親善試合が初めて行われ、その試合は4-3のスコアでレアル・サラゴサの勝利となりました。この初試合では32,416人が観戦し、そのうち約16,000人は座席に着いていたと言われています。

エスタディオ・デ・ラ・ロマレーダは、これまでに数々の大きなイベントを開催してきました。特に1982年のFIFAワールドカップや、1992年のバルセロナオリンピックのサブスタジアムとして使用されたことでも有名です。また、コパ・デル・レイの決勝戦も3度開催されており、1982-83、1986-87、1995-96年に渡っています。

改修と問題点

1992年以降、大規模な国際大会は開催されていない背景には、1999年に実施された調査でスタジアムの欠陥が指摘されたことがあります。このため、レアル・サラゴサとサラゴサ自治体は数回にわたって改修案を提案していますが、具体的な計画には至っていません。

スタジアムの収容人数は、1977年に北スタンドと南スタンドに新たに屋根付きのスタンドが設置されたことにより、一時的に43,524人に増加しました。しかし、1982年のワールドカップや1994年のUEFAによる規制等の影響により、その後は減少し最終的には34,596人の収容となりました。

2006年には、選手用ロッカールームやジャグジー、医療処置室などを改築し、スタジアム内部の近代化を進めました。このような内部改修により、エスタディオ・デ・ラ・ロマレーダは現代的な設備を備えたスタジアムへと生まれ変わりました。

主な開催試合

エスタディオ・デ・ラ・ロマレーダは、様々な国際Aマッチの舞台としても利用されてきました。特に1982年のFIFAワールドカップや1992年のバルセロナオリンピックでは、大規模な試合が催され、サラゴサのスポーツシーンを大いに盛り上げました。

まとめ

エスタディオ・デ・ラ・ロマレーダは、その伝統と歴史を持つサッカー専用スタジアムで、レアル・サラゴサだけでなく、数々の国際イベントにも寄与してきました。しかし、今後の改修計画が進むことで、さらに魅力的なスポットとなることが期待されています。クラブ、自治体双方の努力が実を結ぶ日を待ち望みたいところです。

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