エフエムふくやま

エフエムふくやま（レディオBINGO）

株式会社エフエムふくやまは、広島県福山市を拠点に活動するコミュニティFMラジオ局で、愛称は「レディオBINGO」として親しまれています。1996年に設立され、中国地方では初のコミュニティFMとして地元の情報や文化を発信し続けています。

厳選された情報の発信

この放送局は、「真に価値ある情報を発信し、備後地域の生活文化の発展に寄与する」という理念のもと、放送を行っています。特に、地域に根ざした内容を重視し、制作スタッフは「地域ジャーナリスト」として様々な問題に対して取材を行い、ゲストを招いての討論も行うことで、地域の人々が考えを深める機会を提供しています。

設立の背景

福山商工会議所が中心となって設立されたエフエムふくやまは、当初は電力が1ワットという制限がありましたが、規制緩和に伴い1999年には放送電力を10Wから20Wに増強しました。また、コミュニティFMとしては全国で39番目の開局でした。スタジオは福山商工会議所内に設置され、初めての送信所は北側の彦山に建設されました。

歴史とともに続く成長

エフエムふくやまの沿革には、数々の重要な出来事が含まれています。フルスタートとしての1996年から、各種地域協定の締結や新しい取り組みの導入が行われ、2001年には教育討論番組も開始されるなど、地域に密着した放送内容が増えていきました。また、2000年代にはインターネットを通じたサイマル放送の実施や多言語放送の開始など、最新の技術を取り入れたサービスを提供しています。

番組構成と多様な内容

エフエムふくやまは、自社制作番組に加えて、J-WAVEやミュージックバードからの番組も放送しています。特に自社制作番組では、地域ニュースの解説や子育てに関する情報など、福山市民に役立つ内容が充実しています。

地域貢献と啓発活動

エフエムふくやまは、地域貢献だけでなく、拉致問題に関する啓発活動にも積極的に取り組んでいます。北朝鮮による日本人拉致問題については、政府の協力のもと、ラジオCMの制作と放送を行っています。これは、日本全国のコミュニティFMと連携した初の取り組みとして評価されています。

今後の展望

エフエムふくやまは、今後も備後地域の活性化に向けた取り組みを続け、新しい情報の発信およびコミュニティの連携強化を目指しています。地域の人々との対話を大切にし、地域文化の発展に寄与するための多彩なプログラムを展開し続けるでしょう。

このように、エフエムふくやまは、地域密着型の放送局としての使命を果たしながら、リスナーに親しまれ続けています。

もう一度検索