エフエム熊本

エフエム熊本の概要

エフエム熊本（FM Kumamoto Broadcasting Co., Ltd.）は、熊本県を放送エリアとする特定地上基幹放送事業者です。略称はFMKで、コールサインはJOSU-FMです。開局は1985年11月1日で、全国19番目、九州では4番目のFMラジオ局として、その後地域に根ざした放送活動を展開しています。現在はJFN系列としても知られ、多くのリスナーに親しまれています。キャッチコピーは「goes on. FMK」となっており、安心感と先進性を兼ね備えたイメージを醸し出しています。

開局の経緯と社名変更

当初、エフエム熊本は「エフエム中九州」という名義でスタートしましたが、商号の使用に関する問題から、この名称が選ばれました。しかし、将来的な社名変更を視野に入れていたこともあり、2005年4月1日に現在の「エフエム熊本」に変更されました。社名変更の背景には、地域への明確なアピールが求められたという事情も含まれています。

放送内容と番組

エフエム熊本では、地域密着型の様々な番組を自社制作しています。特に、平日の朝には「FMK poppin' breakfast」が人気で、幅広いリスナー層に支持されています。また、情報番組やトーク番組も充実しており、地域のニュースやイベント情報を発信しています。

音楽プログラムは、地域のアーティストを取り上げることも多く、リスナーとの距離感を大切にしながら、熊本の音楽文化の発展にも寄与しています。

送信所と受信エリア

エフエム熊本は、金峰山送信所と人吉中継局の2局体制で放送を行っており、熊本市をはじめ、八代市、玉名市、福岡県大牟田市、佐賀市、長崎県島原市など、幅広いエリアで受信可能です。特に、山岳地帯を乗り越えて福岡県や宮崎県でも受信できるため、熊本に居住しないリスナーからも支持されています。

インターネット配信と共同制作

エフエム熊本は、2012年からインターネットラジオの「radiko」を通じて、地域対象の配信サービスを開始し、若者や海外在住のリスナー層にもアプローチしています。また、地域の他の放送局と協力し、防災に関する取り組みなども行っています。

まとめ

エフエム熊本は、地域の声を届け、住民とともに歩んでいくラジオ局として定評があります。今後も引き続き、熊本県の文化と地域振興の一翼を担う存在として、多様な情報を提供し続けることでしょう。

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