エフエム長崎

株式会社エフエム長崎について

株式会社エフエム長崎は、長崎県を対象地域とするFM放送局で、愛称はFM Nagasakiです。日本の民間FM放送局の中では7番目の開局を果たし、以来、地域に密着した放送活動を続けています。長崎市の中心にあるFM長崎ビルには本社と演奏所があり、東京と佐世保にも支社を持っています。

基本情報

エフエム長崎のコールサインはJOHU-FM。送信所のある地域では受信感度が60デシベル以上あり、五島列島でも40デシベル程度で聴取可能です。また、周辺地域では佐賀市や熊本市などにも電波が届きます。特に、スポラディックE層の影響で、夏季には首都圏でも混信を生じる場合があります。

沿革

エフエム長崎の歴史は1981年に始まります。1982年に設立され、同年10月には日本の民間FM放送局として7番目に開局しました。開局直後は、さだまさしが出演する特別番組が放送され、大きな話題を呼びました。1992年からは愛称をSMILE-FMとし、2007年には現在のfm nagasakiへと変更されました。10年以上の年月を経て、エフエム長崎は地域のリスナーに愛される存在として成長してきました。

2003年にはJR長崎駅にKAMOMEスタジオをオープンし、平日夕方に自社制作のワイド番組を生放送するようになりました。さらに、2012年にはIPサイマルラジオサービス「radiko.jp」での同時配信も開始し、リスナーの幅が広がっています。

現在の番組

2024年5月時点では、エフエム長崎では多様な自社制作番組が放送されています。例えば、平日の「Sunrise Station」や「Colors」は多くのリスナーに親しまれており、特に朝と夕方の番組は通勤・通学中のリスナーに好評です。また、独自のテーマで構成された番組も数多く、週末の特別番組も充実しています。

代表的な自社制作番組

• - 平日

- Sunrise Station: 月曜 - 木曜 7:30 - 10:00
- Colors: 月曜 - 木曜 16:00 - 18:49
- Kuriyaのある暮らし: 金曜 13:30 - 13:40

• - 土曜

- オークラHD presents 『BIG UP to U』: 11:30 - 11:55
- 決定版 FMヒットパレード: 18:00 - 18:55

• - 日曜

- 日曜音楽館: 6:00 - 7:00
- ピエール・ヤンカーとスマッシュ・ウエキの夜はメキメキ: 25:00 - 26:00

イベントと地域への寄与

毎年8月には音楽フェスティバル「Sky Jamboree」を開催しており、また9月や10月にはテレビ長崎と共同で「Love fes」を実施しています。これらのイベントは地域の文化振興に大きく寄与しています。

最近では、2022年に放送された「砂漠を泳ぐ野良猫」が日本民間放送連盟賞のラジオエンターテインメント番組部門で優秀賞を受賞するなど、高い評価を得ています。

エフエム長崎は、地域密着型の放送局として、音楽や情報を通じて長崎県民とのつながりを大切にしながら、これからも成長を続けていくことでしょう。

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