エミリオ・パガン

エミリオ・エンリケ・パガン

エミリオ・エンリケ・パガンは、1991年5月7日にアメリカ合衆国サウスカロライナ州シンプソンビルに誕生したプロ野球選手であり、現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のシンシナティ・レッズに所属しています。右投左打の投手で、多彩なピッチングスタイルが特徴です。

経歴

プロ入りとマリナーズ時代

2013年、パガンはMLBドラフトの10巡目（全体297位）でシアトル・マリナーズから指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。プロデビューの年にはルーキー級のプラスキ・マリナーズで20試合に登板し、1勝1敗12セーブ、防御率1.03と素晴らしい成績を収めました。翌年はA級クリントン・ランバーキングスで42試合に登板し、2勝3敗16セーブ、防御率2.89と成長を見せました。

さらに2015年にはA+級ベーカーズフィールド・ブレイズでプレーし、42試合で3勝8敗3セーブ、防御率2.53という成績を記録しました。この年には、プエルトリコ代表として第1回WBSCプレミア12にも選出され、国際舞台での経験も積みました。

アスレチックス時代

2017年11月には、リオン・ヒーリーとのトレードでオークランド・アスレチックスに移籍しました。この年には、メジャー契約を結び、5月にメジャーデビューを果たします。メジャーリーグでは34試合に登板し、2勝3敗、防御率3.22を記録しました。

レイズ時代

2018年、パガンはアスレチックスからタンパベイ・レイズへトレードされます。この年には66試合に登板し、4勝2敗20セーブ、防御率2.31と安定した成績を残しました。特にそのセーブの数は、彼の役割と重要性を示しています。

パドレス時代

2020年にはサンディエゴ・パドレスにトレードされ、22試合に登板しましたが、防御率は4.50と期待に応えきれなかったシーズンもありました。続く2021年も67試合に登板し、4勝3敗の成績を残しましたが、安定したパフォーマンスを求められる中での成長が課題となりました。

ツインズ時代

2022年4月にはミネソタ・ツインズに加入し、新たな挑戦が始まります。2023年オフにはフリーエージェントとなり、11月29日にはシンシナティ・レッズと2年1600万ドルで契約することが合意されました。

投球スタイル

パガンの投球スタイルは主に速球を基にしたもので、ツーシームやフォーシームを駆使します。さらに、スライダーやスプリットなどの変化球も持ち味とし、多彩なピッチを用いて打者に挑みます。

代表歴

国際大会でも活躍しており、2015年のWBSCプレミア12や2017年、2023年のワールド・ベースボール・クラシックではプエルトリコ代表としてプレーしました。これらの経験が彼の成長に寄与したことは間違いありません。

まとめ

エミリオ・エンリケ・パガンは数々のチームでの経験を通じて成長を遂げ、2023年にはシンシナティ・レッズで新たなスタートを切ることになりました。彼の今後の活躍に注目が集まります。

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