エミル・フォルスベリ

エミル・フォルスベリ：創造性と得点力を兼ね備えたスウェーデンの司令塔

エミル・フォルスベリ（Emil Forsberg）は、1991年10月23日生まれのスウェーデン代表サッカー選手。卓越したテクニックと創造性豊かなプレーで、攻撃的ミッドフィルダーとしてチームを牽引する。現在はメジャーリーグサッカー（MLS）のニューヨーク・レッドブルズに所属。

サッカー一家に育まれた才能

フォルスベリは、父レイフ、祖父レナート共に元プロサッカー選手という恵まれた環境で育った。幼少の頃からサッカーに親しみ、才能を開花させていく。

クラブキャリア

GIFスンツヴァル

2009年、当時スウェーデン2部に所属していたGIFスンツヴァルでプロキャリアをスタート。若くして才能を発揮し、着実にステップアップを重ねる。

マルメFF

2012年12月10日、国内屈指の強豪であるマルメFFへ移籍。4年契約を結び、2014年にはリーグ戦で14得点を記録するなど、中心選手として活躍。同年のアルスヴェンスカン（スウェーデン1部リーグ）年間最優秀ミッドフィールダーに選出された。

RBライプツィヒ

2015年1月、ドイツ2部のRBライプツィヒへ移籍。2月6日のエルツゲビルゲ・アウエ戦でドイツデビューを飾り、8月3日のグロイター・フュルト戦で初得点を記録。2015-16シーズンには32試合に出場し8得点を挙げ、クラブ史上初のブンデスリーガ昇格に大きく貢献。2016-17シーズンには、ブンデスリーガでアシスト王に輝いた。

2019年11月28日、UEFAチャンピオンズリーグのグループリーグSLベンフィカ戦にて、アディショナルタイムに同点弾を決め、チーム史上初のCL決勝トーナメント進出に貢献した。

ニューヨーク・レッドブルズ

2023年12月16日、ニューヨーク・レッドブルズと2年契約を締結。2024年1月2日からチームに合流し、新たな挑戦をスタートさせる。

スウェーデン代表

2014年10月12日、UEFA EURO 2016予選のリヒテンシュタイン戦でスウェーデン代表デビュー。以降、中心選手として活躍。

2018 FIFAワールドカップでは、ラウンド16のスイス戦で決勝点を挙げ、スウェーデンを24年ぶりのベスト8に導いた。

UEFA EURO 2020では、グループリーグのスロバキア戦でPKを決め、チームを勝利に導くと、ポーランド戦では2ゴールを挙げる活躍を見せ、決勝トーナメント進出に貢献した。

プレースタイル

フォルスベリは、卓越したボールコントロールとパスセンス、そして創造性豊かなアイデアで攻撃を活性化させる。正確なキックで直接フリーキックやコーナーキックも得意とする。また、チャンスと見れば積極的にゴールを狙う姿勢も持ち合わせており、得点能力も高い。

タイトル

クラブ

マルメFF
アルスヴェンスカン：2013, 2014
スヴェンスカ・スーペルクッペン：2013, 2014
RBライプツィヒ
DFBポカール：2021-22, 2022-23
DFLスーパーカップ: 2023

個人

アルスヴェンスカン年間最優秀ミッドフィールダー：2014
スウェーデン年間最優秀ミッドフィールダー：2016
* グルドボレン：2021


エミル・フォルスベリは、その卓越した才能と努力で、スウェーデンサッカー界を代表する選手としての地位を確立した。今後の更なる活躍に期待が高まる。

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