エモニ・ベイツ

エモニ・ジェームズ＝ウェイン・ベイツについて

エモニ・ジェームズ＝ウェイン・ベイツ（Emoni James-Wayne Bates, 2004年1月28日 - ）は、アメリカ合衆国ミシガン州アナーバー出身のプロバスケットボール選手です。NBAのクリーブランド・キャバリアーズにツーウェイ契約で所属しており、ポジションはスモールフォワードを務めています。

生い立ちとハイスクール時代

ミシガン大学内の病院で生まれたベイツは、3歳の頃からバスケットボールを始めました。幼少期からボールを抱えて眠るほど熱中し、元プロバスケットボール選手である父親の指導を受けて成長しました。

リンカーン高等学校に進学すると、父親の長年のチームメイトであるジェシー・デイビスがヘッドコーチを務めていました。1年生ながらエースとして活躍し、デビュー戦で32得点・15リバウンドを記録。平均28.5得点・10.2リバウンドという素晴らしい成績を残し、ミシガン州のゲータレード年間最優秀選手賞を受賞しました。その才能は、247スポーツのエバン・ダニエルズから「レブロン・ジェームズ以来最高の才能を持つ高校生」と評されるほどでした。

2年目のシーズン前には、スポーツ・イラストレイテッドの表紙を飾るなど、その注目度は高まるばかりでした。このシーズンも平均32.3得点・9.0リバウンド・3.0アシスト・2.1スティールと、前年を上回る成績を記録。アメリカ全体のゲータレード年間最優秀選手賞を、史上初めて2年生で受賞しました。

3年目のシーズンを前に、父親が設立したイプシランティ・プレップアカデミーへ転校。チェット・ホルムグレン擁するチームとのエキシビションマッチでは36得点を記録しました。このシーズンは平均23.0得点・5.8リバウンド・3.0アシスト・2.2スティールの成績を残し、ネイスミス年間最優秀選手賞のファイナリストにも選ばれました。

リクルート

ベイツは2022年のクラスで非常に高い評価を受け、主要3サイトから5つ星評価を獲得し、全体1位にランクインしました。中学生の頃には既にデポール大学からオファーを受け、高校1年目のシーズン後にはミシガン大学、ミシガン州立大学、デューク大学からもオファーが届きました。多くのアナリストから「世代を問わず最高の高校生プレイヤー」と評され、ミシガン州立大学への進学を決断するも、後に撤回。最終的に、ペニー・ハーダウェイがヘッドコーチを務めるメンフィス大学への進学を発表しました。

カレッジ時代

メンフィス大学

17歳でカレッジバスケットボールデビューを果たし、最年少選手として注目されました。シーズン中に指や腰の怪我に苦しみ、本来の力を発揮できず、18試合の出場で平均9.7得点・3.3リバウンドという成績に終わりました。

イースタンミシガン大学

2年目のシーズンを前にイースタンミシガン大学へ転校。シーズン前には銃の所持容疑で逮捕されるというトラブルもありましたが、その後釈放され、シーズンに出場。2023年1月24日のトレド大学戦では43得点を記録するなど、その実力を見せつけました。シーズン終了後、2023年のNBAドラフトにアーリーエントリーしました。

NBAキャリア

クリーブランド・キャバリアーズ

2023年のNBAドラフトで、2巡目全体49位でクリーブランド・キャバリアーズに指名され、ツーウェイ契約を締結しました。今後の活躍が期待されています。

ベイツは、その才能と努力で数々の困難を乗り越え、NBAという舞台にたどり着きました。これからの彼の活躍に注目が集まっています。

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