デポール大学

デポール大学：シカゴを拠点とする世界的な私立研究大学

デポール大学は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴに位置する、1898年創立の私立大学です。全米でも有数の規模を誇る研究型大学として知られ、世界130カ国以上から学生が集まる国際色豊かな環境が特徴です。2017年の時点で、約22,000人の学生（学部生15,000人、大学院生7,700人）が学んでおり、学生と教員の比率は約16対1です。男女比はほぼ半々で、女子学生がやや多い傾向にあります。

教育と研究

デポール大学は、リンカーンパークキャンパスとループキャンパスの2つの主要キャンパスを擁しています。それぞれのキャンパスには、教育学部、理学部・健康科学部、音楽学部、演劇学校、人文社会科学部、ビジネス学部、コンピューティング・デジタルメディア学部、法学部、ニューラーニングスクール、コミュニケーション学部など、多様な学部・学科が設置されています。

特にビジネス分野は全米でも高い評価を受けており、2019年のプリンストンレビューによる起業学ランキングでは全米13位にランクインしました。会計・財務、情報技術、映画学などの分野も強みとしており、数々のビリオネアや著名な政治家、スポーツ選手、俳優などを輩出しています。日本の広島出身の宮本ゆき教授が倫理学を教えていることでも知られています。

カリキュラムと特色

デポール大学は4学期制を採用しており、ビジネス、マーケティング、映画学、コンピューターサイエンスといった分野が特に人気を集めています。シカゴという大都市に立地していることを最大限に活かし、充実したインターンシッププログラムを提供しています。多くの学生が有名企業でインターンシップを経験し、実践的なスキルを身につけて卒業しています。

学生生活

学生の約82%が通学生、約18%が寮生です。留学生の割合は約3%で、多様な文化背景を持つ学生が共に学んでいます。キャンパスライフは活気に満ち溢れており、様々な学生団体やクラブ活動が盛んです。

ランキングと評価

デポール大学は、様々なランキングで高い評価を受けています。U.S.News & World Reportによる「Best Value School」ランキングでは全米54位にランクイン。プリンストンレビューでは、起業学、情報技術、会計・財務、映画学など、複数の分野で高い評価を得ています。

著名な卒業生

デポール大学は、ビジネス界、政界、スポーツ界、芸能界など、様々な分野で活躍する著名人を数多く輩出しています。マクドナルド元CEOのジャック・グリーンバーグ氏、シカゴ市長を務めたリチャード・J・デーリー氏やリチャード・M・デーリー氏、元アメリカ合衆国最高裁判事アーサー・ゴールドバーグ氏、俳優のジョン・C・ライリー氏、ギリアン・アンダーソン氏などが、その代表的な例として挙げられます。

まとめ

デポール大学は、国際的な視点と実践的な教育を重視する、活気ある私立研究大学です。シカゴという魅力的な都市を舞台に、学生たちは充実した学びと経験を通して、未来を担う人材へと成長していきます。多様な専攻、充実したインターンシップ、そして世界中に広がる卒業生のネットワークは、デポール大学の魅力をさらに際立たせています。

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