エリアス・バルボサ・デ・ソウザ

エリアス・バルボサ・デ・ソウザのプロフィール

エリアス・バルボサ・デ・ソウザ（Elierce Barbosa de Souza、1988年3月8日生まれ）は、ブラジルのゴイアス州ポッセにルーツを持つプロサッカー選手です。ミッドフィールダーとしての役割を担い、現在はアメリカFCに所属しています。彼のキャリアは、初めは建設作業員としての厳しい日々を経て、サッカー選手へと復帰を果たしたことが特徴的です。

経歴の始まり

エリアスは、地元のクラブであるセイランジアECでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせました。以後、ブラジリアFCやECドン・ペドロ・バンデイランテといったチームを渡り歩きましたが、その過程は困難でした。生活に苦しみ、食事に困窮することもあり、一度はサッカーから離れて故郷で建設作業員として働くことを余儀なくされました。

2008年になり、彼は再びサッカー界に復帰し、カンピオナート・ブラジリエンセでの活躍を経て、SEパルメイラスに移籍します。移籍当初はBチームに在籍していましたが、その才能が評価され、トップチームに昇格しました。

日本での活躍

2016年には、クルゼイロECからセレッソ大阪へ期限付き移籍を果たします。この移籍により彼のプレーはさらなる飛躍を遂げ、4月3日のジェフユナイテッド千葉戦では移籍後初のゴールを記録するなど、39試合に出場し8ゴールを挙げました。セレッソ大阪のJ1復帰にも貢献し、2016年12月に完全移籍が決定しました。

2017年6月4日に行われたアルビレックス新潟戦では、J1初ゴールを記録。その年のルヴァンカップ決勝ではチームの勝利を確定づける重要なゴールを決め、セレッソ大阪がJリーグ初のタイトルを手に入れる手助けをしました。さらに、天皇杯決勝においても重要な役割を果たしました。

2018年には、チームの戦術が変化したため出場機会が減少しましたが、それでも持ち味のミドルシュートを生かし、ゴールを決める場面も見られました。2019年の戦術変更によって再び出場が増え、特に大阪ダービーでは存在感を示し、チームの勝利に貢献しました。

2020年1月、彼はアル・イテファクへの完全移籍で新たな挑戦をスタートします。セレッソ大阪での在籍中、公式戦139試合に出場し、27ゴールと23アシストを記録しました。

キャリアの続き

アル・イテファクでは、主力選手として活躍し、さらにリーグ戦でも目立った成果を上げました。2021-2022シーズンにはホール・ファカンに加入し、得点やアシストでも貢献をしました。そして2022-2023シーズンに復帰したナウチコでも重要な選手として出場しています。

2023-2024シーズンでは、アメリカFCに加入したことで新たな挑戦が始まります。彼のミドルシュートやフリーキックの技術は、依然として光を放っています。

プレースタイル

エリアスは攻撃的ボランチとして、強力なミドルシュートやボール保持を駆使するプレースタイルが特徴です。フリーキックを得意とし、試合中に直接得点する場面も数多く見受けられました。守備面ではボール奪取の技術にも長けていますが、自由な動きを好む傾向があります。このため、監督とのスタイルの相性が合わない場面もあったようです。特に、ポジショニングを重視する戦術との相性は課題となりがちでした。

まとめ

エリアス・バルボサ・デ・ソウザは、厳しい背景を持ちながらも、サッカー選手としてのキャリアを築いてきた印象深い選手です。そのプレースタイルや攻撃力、重要な試合での貢献は多くのサッカーファンに記憶されています。今後の活躍にも期待が寄せられています。

もう一度検索