エリゾヴォ空港

エリゾヴォ空港の概要

エリゾヴォ空港（ロシア語：Аэропорт Елизово、英語：Yelizovo Airport）は、ロシア連邦カムチャツカ地方のエリゾヴォに所在し、ペトロパブロフスク・カムチャツキーから北西へ約32キロメートルの位置にあります。

この空港はカムチャッカ地方で最大の空港であり、3,400メートル（11,200フィート）の滑走路を有しています。この長さにより、Il-96やボーイング707といった大型機が問題なく離着陸できる能力があります。エリゾヴォ空港では34の駐機スペースが設けられており、そのうち18はIl-96のような大型機にも対応可能な構造になっています。また、8ヶ所の舗装済み駐機場と12ヶ所の未舗装駐機場も設けられ、小型機の利用にも対応しています。

外国人旅行者への電子ビザ

2018年9月1日より、エリゾヴォ空港ではウラジオストク自由港法に基づき、日本や中国を含む18か国の市民が、8日間の電子ビザを事前に申請できるようになりました。これにより、外国人旅行者はスムーズに訪問することができ、地域の観光業の振興にも寄与しています。

滑走路の整備

滑走路にはいくつかの改修が行われ、2012年4月1日からは大型航空機により適した形にするため、滑走路16R/34Lの幅を45メートル（148フィート）に、長さを900メートル（3,000フィート）延長する工事が開始されました。この改修プロジェクトには、ターミナルビルと駐機場の改修も含まれています。

新しいターミナルの建設

2017年8月、地域空港社（Airports of Regions）がエリゾヴォ空港の新しい旅客ターミナルの建設に関するコンテストで勝利し、2018年から建設が始まり、2023年に完成する予定です。この新ターミナルは、利用者にとって快適な空間となり、さらに多様なサービスを提供することを目指しています。

就航航空会社と目的地

エリゾヴォ空港は、数多くの国内線が発着する主要な交通の要所です。これにより、他の都市への接続がスムーズに行われ、カムチャツカ地方の利便性が向上しています。今後も、新しい航空路線や航空会社の就航が期待されており、地域のアクセス向上に寄与することでしょう。

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