エリック・ボッタイム

エリック・ボッタイム（Erik Botheim）は、2000年1月10日にノルウェーの首都オスロで生まれたサッカー選手です。主にフォワードとしてプレーし、現在はスウェーデン・アルスヴェンスカンに所属するマルメFFで活躍しています。

クラブ経歴

プロキャリアは非常に早く、2015年に15歳で国内3部のFKリンにてデビューしました。2016年にはノルウェーの名門ローゼンボリBKへ移り、翌年にはトップチームへ昇格。ローゼンボリでは徐々に出場機会を増やし、2019年シーズンは7試合で3得点を記録しました。2020年はスターベクIFへローン移籍し、経験を積みました。

大きな転機は2021年2月、FKボデ/グリムト|FKボデ_グリムトへの完全移籍でした。この新天地でボッタイムの得点能力は大きく開花します。特にUEFAカンファレンスリーグでの活躍は際立ち、グループステージでASローマから2ゴールを奪うなど、チームの歴史的勝利に大きく貢献しました。この活躍は欧州中の注目を集め、イタリアのラツィオなどからの関心が報じられるようになりました。国内リーグであるエリテセリエンでも自身初の二桁となる15得点を記録し、ボデ/グリムトのリーグ連覇に貢献。この活躍後、ロシアのFCクラスノダールへの移籍が具体化しました。

2021年12月、FCクラスノダールと契約を結びました。しかし、2022年2月にロシアによるウクライナ侵攻が発生。これを受け、FIFAおよびUEFAがロシアリーグ所属外国人選手向けの特別救済条項を発表すると、ボッタイムはこの条項を適用。同年5月にクラスノダールとの契約を解消するという異例の事態となりました。

ロシアを離れた後、ボッタイムはイタリアへ渡り、2022年7月にUSサレルニターナ1919と契約。同年8月にはセリエAでの記念すべき初ゴールを挙げました。

サレルニターナでのプレーを経て、2024年1月にスウェーデンのマルメFFへ移籍。現在、このクラブでキャリアを進めています。

代表経歴

代表歴では、2017年から各ユース世代のノルウェー代表に選ばれ、ユース選手権などに出場しました。フル代表にも招集され、2021年10月にはワールドカップ予選のメンバー入りを果たしましたが、出場機会は得られませんでした。その後、2024年6月に行われたデンマークとの親善試合で、ノルウェーA代表としての初出場を飾りました。

人物

人物としては、世界的なストライカー、アーリング・ハーランドとは古くからの友人であり、若い頃に共にラップグループを結成していたというユニークなエピソードを持ちます。

まとめ

若くしてキャリアをスタートさせ、国内外で経験を積み、国際情勢による特殊な状況も乗り越えてきたエリック・ボッタイム。ノルウェーの次世代を担うストライカーとして、今後の活躍が注目されています。

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