エルデネト鉱業

エルデネト鉱業会社

エルデネト鉱業会社（モンゴル語: Эрдэнэт үйлдвэр、英語: Erdenet Mining Corporation）は、モンゴル国を代表する鉱山会社です。1978年に、当時のソビエト連邦政府とモンゴル政府の合弁事業として設立されました。設立当初から、ソ連、そしてその継承国であるロシア連邦から出資を受けていましたが、2017年に大きな転換期を迎えます。

歴史と国有化

2014年のクリミア危機に端を発する欧米諸国の対ロシア制裁の影響により、ロシアは海外資産の売却を迫られました。その一環として、エルデネト鉱業会社の株式売却が行われようとした際、モンゴル議会はこれを不正な取引とみなし、エルデネト鉱業会社の完全国有化を決定しました。この出来事は、同社の歴史における重要な転換点となりました。

エルデネト鉱山

エルデネト鉱業会社が運営するエルデネト鉱山（エルデネット鉱山とも呼ばれます）は、モンゴル北部のエルデネトに位置し、東アジア最大級の銅鉱山として知られています。年間約2223万トンもの鉱石が採掘され、そこから約12万6700トンの銅と1954トンのモリブデンが精製されます。

モンゴル経済における重要性

エルデネト鉱山は、モンゴル経済において非常に重要な役割を果たしています。同鉱山が生み出す経済効果は、モンゴル全体の国内総生産（GDP）の約13.5％、国税収入の約7％を占めています。これは、エルデネト鉱業会社がモンゴル経済の根幹を支える存在であることを示しています。

関連情報

• - 会社名: エルデネト鉱業会社 (Erdenet Mining Corporation)
• - 設立: 1978年
• - 所在地: モンゴル国 エルデネト
• - 主要生産物: 銅、モリブデン
• - 鉱山名: エルデネト鉱山

外部リンク

Erdenet Mining Corporation

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