エルネスト・メヒア

エルネスト・アントニオ・メヒア・アルバラード

エルネスト・アントニオ・メヒア・アルバラード（通称エルネスト・メヒア、1985年12月2日生まれ）は、ベネズエラのポルトゥゲサ州グアナレ出身の元プロ野球選手で、一塁手として活躍しました。彼は右打ち、右投げの選手であり、日本のプロ野球でもその名を広めました。メヒアは特に埼玉西武ライオンズでのプレーが知られています。

経歴

ブレーブス傘下時代

メヒアは2002年にアトランタ・ブレーブスと契約を結び、2005年にはプロデビューを果たしました。彼の初年度はルーキー級で44試合に出場し、7本塁打を挙げました。以降もブレーブスの様々なマイナーリーグチームでプレーし、成績を徐々に向上させていきました。特に2008年のA+級マートルビーチでは、131試合で21本塁打、93打点という成績を残し、着実に成長を見せました。

ロイヤルズ傘下時代

2009年にはカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結び、AA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズで71試合に出場しました。このとき、11本塁打を記録し、彼の打撃能力が評価されました。その後、再びブレーブス傘下に復帰し、彼の活躍は続きました。

西武時代

2014年4月には埼玉西武ライオンズに入団し、日本プロ野球界でのキャリアが始まりました。彼は入団初年の5月5日に初打席ながらホームランを打ち、NPB史上で56人目の初打席初本塁打を達成しました。そのシーズンでは106試合出場で打率.290、34本塁打、73打点を記録し、一躍注目の選手となりました。またこの年、彼は本塁打王のタイトルを獲得し、同僚の中村剛也とともに最多本塁打を勝ち取る記録を達成しました。

その後もメヒアは西武で活躍を続け、2016年には月間MVPを受賞し、35本塁打、103打点と前年を上回る成績を収めました。しかし、彼のキャリアの中には波もあり、時には打撃が低迷する時期もありました。

選手としての特徴

メヒアは出場したシーズン全てで三振の数が出場試合数を上回り、確実性には欠ける面がありましたが、それでも時折見せるパワーと打撃の爆発力でチームを牽引しました。特に楽天の抑え松井裕樹との対戦成績が良好で、2019年には高い打率と出塁率を記録しています。さらに、彼の決め台詞「メヒアサマサマヤー」はファンの間で人気を博し、記憶に残る存在となりました。

結論

メヒアの野球キャリアは波瀾に富んだものでしたが、彼の持つ打撃力やパフォーマンスは多くのファンや仲間に愛されました。また多くの数々の記録を作り、NPBの歴史にも名を刻んでいます。彼の足跡は、今なお日本の野球界に強い影響を与えています。

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