エル・ドラド/黄金の都〜オリジナルサウンドトラック

エル・ドラド/黄金の都〜オリジナル・サウンドトラックの概要

2000年にリリースされた『エル・ドラド/黄金の都〜オリジナル・サウンドトラック』は、エルトン・ジョンが制作したアルバムです。この作品は、2001年に公開されたドリームワークスのアニメーション映画『エル・ドラド 黄金の都』のために作られた音楽を収録しています。エルトン・ジョンは、映画『ライオン・キング』でも共作した作詞家ティム・ライスと再び手を組み、映画に命を吹き込む楽曲を数多く提供しました。

本アルバムに収められた楽曲の多くは、映画では異なるアレンジが使われていますが、オリジナルのアルバムバージョンは洗練された内容となっています。また、特に注目すべき点は、映画のDVDに収録されているシングル「サムデイ・アウト・オブ・ザ・ブルー」のプロモーションビデオも含まれていることです。この楽曲は映画のテーマ曲として特に印象的で、多くのファンに愛されています。

音楽とアーティスト

アルバムには、特別なゲストアーティストも参加しており、エルトン・ジョンと共演者とのコラボレーションが光ります。「ウィズアウト・クエスチョン」では元イーグルスのドン・ヘンリーとティモシー・B・シュミットがコーラスで参加。また「フレンズ・ネヴァー・セイ・グッバイ」ではバックストリート・ボーイズがハーモニーを加えています。そして「イッツ・タフ・トゥ・ビー・ア・ゴッド」では、著名な作曲家ランディ・ニューマンとのデュエットが聴けます。

これらのコラボレーションは、アッパーなサウンドとエモーショナルなメロディを生み出し、アルバム全体に特別な雰囲気を与えています。特に映画で使用されなかった楽曲が多いため、オリジナルアルバムとしての完成度は非常に高く、多彩なスタイルを楽しむことができます。

収録曲の詳細

収録曲は以下の通りで、各楽曲が持つ魅力はそれぞれ異なります。

1. エル・ドラド (El Dorado)
2. サムデイ・アウト・オブ・ザ・ブルー (Someday Out of the Blue)
3. ウィズアウト・クエスチョン (Without Question)
4. フレンズ・ネヴァー・セイ・グッバイ (Friends Never Say Goodbye)
5. ザ・トレイル・ウィ・ブレイズ (The Trail We Blaze)
6. 16th・センチュリー・マン (16th Century Man)
7. ザ・パニック・イン・ミー (The Panic In Me)
8. イッツ・タフ・トゥ・ビー・ア・ゴッド (It's Tough To Be A God)
9. トラスト・ミー (Trust Me)
10. マイ・ハート・ダンス (My Heart Dances)
11. クイーン・オブ・シティーズ (Queen Of Cities)
12. シェルドラド (Cheldorado) - インストゥルメンタル
13. ザ・ブリッグ (The Brig) - インストゥルメンタル
14. ワンダーズ・オブ・ザ・ニュー・ワールド (Wonders Of The New World) - インストゥルメンタル
15. ヘイ・アルマジロ (Hey, Armadillo) - 日本盤ボーナストラック

これらの楽曲には、エルトン・ジョンの多様な才能が凝縮されています。エルトン自身がボーカルやピアノを手がけ、多くの楽器の演奏にも参加しています。またプロデューサーのパトリック・レナードも重要な役割を果たしており、次作のアルバムにも引き続き関わることになりました。

その結果、本アルバムは音楽ファンにとって欠かせない作品となっており、エルトン・ジョンの創作活動の中でも特に印象深い一枚として評価されています。

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