ティモシー・B・シュミット

ティモシー・ブルース・シュミット

ティモシー・ブルース・シュミット（Timothy Bruce Schmit、1947年10月30日 - ）は、アメリカ合衆国出身の才能あふれるミュージシャンであり、特に1970年代にカントリー・ロックバンド、ポコ、そして伝説的なロックバンド、イーグルスのベーシストとしてその名を確立しました。

生い立ちと初期の音楽活動

シュミットはオークランドで生まれ、その後サクラメントへと移り住みました。15歳という若さで地元の音楽シーンに足を踏み入れ、音楽キャリアをスタートさせました。彼の音楽への情熱は早くから開花し、その後の成功への道を切り開きました。

ポコへの加入と貢献

1970年、シュミットはカントリー・ロックバンド、ポコに加入。ランディ・マイズナーの後任として、バンドに新たな風を吹き込みました。ポコでの活動と並行して、彼はスティーリー・ダンといった他の著名なアーティストとも共演し、その音楽的才能を多岐にわたって発揮しました。

イーグルスでの輝かしい活躍

1978年、シュミットは再びランディ・マイズナーの後任として、イーグルスに加入。この加入は、彼のキャリアにおいて重要な転換点となりました。イーグルスでは、アルバム『ロング・ラン』（1979年）収録曲「言いだせなくて (I Can't Tell You Why)」でリード・ボーカルを担当し、この曲はシングルとして全米8位という大ヒットを記録しました。彼の甘く切ない歌声は、多くの音楽ファンを魅了しました。

ソロ活動と多様な音楽活動

イーグルス解散後、シュミットはソロ活動を開始。1982年には、映画『初体験/リッジモント・ハイ|初体験_リッジモント・ハイ』にザ・タイムスのカバー「なぎさの誓い」を提供し、この曲は日本でミニコンポのCMに使用され、人気を博しました。1984年には、初のソロ・アルバム『プレイン・イット・クール』を発表。1992年には、リンゴ・スター・アンド・ヒズ・オールスター・バンドのツアーにも参加しました。1993年には、イーグルスの再結成に参加し、再びバンドの一員として活動を再開しました。

さらに、シュミットはTOTOやエルトン・ジョンなど、数多くのアーティストの作品でバッキング・ボーカルを担当し、その音楽的才能を幅広く発揮しています。

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

『プレイン・イット・クール』 - Playin' It Cool (1984年)
『ティモシー・B.』 - Timothy B (1987年)
『テル・ミー・ザ・トゥルース』 - Tell Me The Truth (1990年)
『フィード・ザ・ファイア』 - Feed The Fire (2001年)
『エクスパンド』 - Expando (2009年)
Leap of Faith (2016年)
Day By Day (2022年)

シングル

「ソー・マッチ・イン・ラヴ」 - "So Much in Love" (1982年)
「プレイン・イット・クール」 - "Playin' It Cool" (1984年)
「ボーイズ・ナイト・アウト」 - "Boys Night Out" (1987年)
"Don't Give Up" (1988年)
"Red Dirt Road" (2016年)
"The Good Fight" (2019年) ※featuring シェリル・クロウ
"Cross That Line" (2020年)
"Simple Man" (2022年)
"Heartbeat" (2022年)

外部リンク

公式ウェブサイト
オールミュージック'>ティモシー・B・シュミット - オールミュージック
Discogs（英語）'>ティモシー・B・シュミット - Discogs（英語）
IMDb（英語）'>ティモシー・B・シュミット - IMDb（英語）

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