エレクトリ
株式会社エレクトリは、業務用音響機器・映像機器のシステム設計、そしてコンシューマー向けハイエンド・オーディオ機器の輸入販売を主な事業とする企業です。1964年12月23日に設立され、本社は東京都内を移転し、現在は港区海岸に位置しています。
創業者の服部一郎氏は、東京理科大学卒業後、露出計設計エンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。その後、アメリカに渡り、光学機器メーカーであるセコニックの米国法人でセールスエンジニアとして活躍。帰国後、米国のHi-Fi製品を輸入販売する会社を設立し、「Electric」と自身の姓「Hattori」を組み合わせ、「エレクトリ（Electori）」と名付けられました。
エレクトリのコンシューマー向け事業は、半世紀以上前に米国の劇場用音響システムメーカー、アルテック社との輸入販売総代理店契約締結から始まりました。当時、日本ではアルテックの知名度が低かったものの、エレクトリはアルテック製品の魅力を広めるために、各地で試聴会を開催しました。特に、「ザ・ボイス・オブ・ザ・シアター」と呼ばれる劇場用スピーカーシステム「Altec A4」「Altec A5」「Altec A7」などを積極的に紹介し、日本のオーディオ愛好家の間で高い評価を得ることに成功しました。
エレクトリは、単に海外製品を輸入販売するだけでなく、日本の市場ニーズに合わせた製品開発をアルテック社に提案し、「マラガ」「ディグ」「クレッセント」「ミニモニター8A」などの製品を誕生させました。これにより、エレクトリは、日本のハイエンドオーディオ市場において、他に類を見ない貢献を果たしました。
1980年、エレクトリは米国のオーディオ名門ブランドであるマッキントッシュ社の輸入総代理店となりました。エレクトリは、当時から人気が高かったマッキントッシュのアンプリファイアーに加え、スピーカーシステム「McIntosh XRT20」とその姉妹機「McIntosh XRT18」のポテンシャルと音質に着目。デモンストレーションを全国各地で展開しました。また、エレクトリは、マッキントッシュ本社と同様に、ユーザー宅での設置時に専門エンジニアが測定器を持参し、イコライザーを使用した調整サービス（ヴォイシング・サービス）を実施。これにより、顧客からの信頼を確固たるものにしました。
しかし、マッキントッシュ社は、創業者の逝去後、経営母体が変遷し、一時的にD&Mホールディングスの傘下となりました。その際、D&Mが設立した子会社が日本における代理店となりましたが、マッキントッシュ社がD&M傘下を離れた2012年より、再びエレクトリが総輸入販売業務を行うことになりました。
現在、エレクトリのコンシューマー部門は、マッキントッシュに加え、MAGICO、PASS LABORATORIES、METRONOME、AMPZILLA、EMT、NORDOSTなど、一流ブランドの製品を取り扱っています。
エレクトリは、日本インターナショナルオーディオ協議会（IASJ）の会員でもあります。創業者の服部一郎氏は、1984年にIASJの前身である輸入オーディオ協議会の設立に尽力しました。IASJは、国際的に優れたオーディオ製品の普及と発展を目的とした団体であり、毎年開催される「東京インターナショナルオーディオショウ」は、国内最大級のオーディオ見本市として知られています。
一方で、エレクトリはプロ用音響機器事業の強化のため、2016年3月11日にヒビノ株式会社の連結完全子会社となりました。現在、エレクトリの民生用オーディオ事業は、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの影響で、親会社であるヒビノ株式会社のイベント事業が縮小する中、いわゆる「巣ごもり需要」により、エレクトリの業績は安定しており、ヒビノ株式会社のリスクヘッジとしても重要な役割を果たしています。
エレクトリは、以下のブランドを取り扱っています。
プロ用音響機器: Aston Microphones, ATC, behringer, BRICASTI DESIGN, CREST AUDIO, ELS-Series, FRENETIK, IsoAcoustics, KRK, MEDIA MATRIX, MONISMS, Nixer, Peluso, PRIMACOUSTIC, Radial, Sonnect Audio, STUDIO TECHNOLOGIES, Tannoy
プロ用映像機器: Alcorn McBride
制御機器: AMX, iPort
ピュアオーディオ: AMPZILLA, Atacama, EMT, FIRST WATT, HEGEL, MAGICO, McIntosh, MERGING, METRONOME, NORDOST, PASS, Revival Audio, stst, Western Electric
リスニングオーディオ: IsoAcoustics
MI（ミュージカルインストゥルメント）: Agean Cymbals, British Drum Co., Cherub Technology, CODE Drum Heads., MOD Audio, NUX, TC Electronic, TC Helicon, T-REX
エレクトリは、創業以来、高い技術力と顧客への手厚いアフターサービスをポリシーとしており、顧客からの信頼も厚いです。その信頼が、長年にわたり、多くのオーディオファンに支持され続けている理由と言えるでしょう。
創業者の服部一郎氏は、東京理科大学卒業後、露出計設計エンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。その後、アメリカに渡り、光学機器メーカーであるセコニックの米国法人でセールスエンジニアとして活躍。帰国後、米国のHi-Fi製品を輸入販売する会社を設立し、「Electric」と自身の姓「Hattori」を組み合わせ、「エレクトリ（Electori）」と名付けられました。
コンシューマー向け事業：ALTEC時代
エレクトリのコンシューマー向け事業は、半世紀以上前に米国の劇場用音響システムメーカー、アルテック社との輸入販売総代理店契約締結から始まりました。当時、日本ではアルテックの知名度が低かったものの、エレクトリはアルテック製品の魅力を広めるために、各地で試聴会を開催しました。特に、「ザ・ボイス・オブ・ザ・シアター」と呼ばれる劇場用スピーカーシステム「Altec A4」「Altec A5」「Altec A7」などを積極的に紹介し、日本のオーディオ愛好家の間で高い評価を得ることに成功しました。
エレクトリは、単に海外製品を輸入販売するだけでなく、日本の市場ニーズに合わせた製品開発をアルテック社に提案し、「マラガ」「ディグ」「クレッセント」「ミニモニター8A」などの製品を誕生させました。これにより、エレクトリは、日本のハイエンドオーディオ市場において、他に類を見ない貢献を果たしました。
コンシューマー向け事業：McINTOSH時代
1980年、エレクトリは米国のオーディオ名門ブランドであるマッキントッシュ社の輸入総代理店となりました。エレクトリは、当時から人気が高かったマッキントッシュのアンプリファイアーに加え、スピーカーシステム「McIntosh XRT20」とその姉妹機「McIntosh XRT18」のポテンシャルと音質に着目。デモンストレーションを全国各地で展開しました。また、エレクトリは、マッキントッシュ本社と同様に、ユーザー宅での設置時に専門エンジニアが測定器を持参し、イコライザーを使用した調整サービス（ヴォイシング・サービス）を実施。これにより、顧客からの信頼を確固たるものにしました。
しかし、マッキントッシュ社は、創業者の逝去後、経営母体が変遷し、一時的にD&Mホールディングスの傘下となりました。その際、D&Mが設立した子会社が日本における代理店となりましたが、マッキントッシュ社がD&M傘下を離れた2012年より、再びエレクトリが総輸入販売業務を行うことになりました。
現在、エレクトリのコンシューマー部門は、マッキントッシュに加え、MAGICO、PASS LABORATORIES、METRONOME、AMPZILLA、EMT、NORDOSTなど、一流ブランドの製品を取り扱っています。
International Audio Society of Japan（IASJ）の設立
エレクトリは、日本インターナショナルオーディオ協議会（IASJ）の会員でもあります。創業者の服部一郎氏は、1984年にIASJの前身である輸入オーディオ協議会の設立に尽力しました。IASJは、国際的に優れたオーディオ製品の普及と発展を目的とした団体であり、毎年開催される「東京インターナショナルオーディオショウ」は、国内最大級のオーディオ見本市として知られています。
一方で、エレクトリはプロ用音響機器事業の強化のため、2016年3月11日にヒビノ株式会社の連結完全子会社となりました。現在、エレクトリの民生用オーディオ事業は、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの影響で、親会社であるヒビノ株式会社のイベント事業が縮小する中、いわゆる「巣ごもり需要」により、エレクトリの業績は安定しており、ヒビノ株式会社のリスクヘッジとしても重要な役割を果たしています。
取扱ブランド
エレクトリは、以下のブランドを取り扱っています。
プロ用音響機器: Aston Microphones, ATC, behringer, BRICASTI DESIGN, CREST AUDIO, ELS-Series, FRENETIK, IsoAcoustics, KRK, MEDIA MATRIX, MONISMS, Nixer, Peluso, PRIMACOUSTIC, Radial, Sonnect Audio, STUDIO TECHNOLOGIES, Tannoy
プロ用映像機器: Alcorn McBride
制御機器: AMX, iPort
ピュアオーディオ: AMPZILLA, Atacama, EMT, FIRST WATT, HEGEL, MAGICO, McIntosh, MERGING, METRONOME, NORDOST, PASS, Revival Audio, stst, Western Electric
リスニングオーディオ: IsoAcoustics
MI（ミュージカルインストゥルメント）: Agean Cymbals, British Drum Co., Cherub Technology, CODE Drum Heads., MOD Audio, NUX, TC Electronic, TC Helicon, T-REX
エレクトリは、創業以来、高い技術力と顧客への手厚いアフターサービスをポリシーとしており、顧客からの信頼も厚いです。その信頼が、長年にわたり、多くのオーディオファンに支持され続けている理由と言えるでしょう。
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