エレンの部屋

『エレンの部屋』について

『エレンの部屋』（英語: The Ellen DeGeneres Show）は、アメリカ合衆国において、ワーナー・ブラザース・テレビジョンが製作したトーク番組である。2003年9月8日に放送を開始し、2022年5月26日までの約19年間にわたり、エレン・デジェネレスが司会を務めた。番組のタイトルロゴには「ellen」の文字があしらわれ、多くの視聴者に親しまれた。

番組の設立と初期

番組の始まりは、オプラ・ウィンフリーがホストを務める影響力のある番組に対抗するためのもので、エレン自身がその企画を持ち込んだ。当初の5年間はNBCスタジオの特定のステージで撮影されていたが、NBCスタジオの閉鎖が検討される中、製作会社であるワーナー・ブラザース・スタジオに移行し、高画質なハイビジョンでの収録へと進化した。

このプログラムは、NBCの直営局を含むシンジケートによって放送されており、視聴者に広く届けられることとなった。その結果、長期間にわたり他のトーク番組と競い合うことに成功したが、2020年に現場スタッフからの告発が発表され、番組は大きな注目を浴びることとなった。これにより、数名のプロデューサーが処分を受け、エレン自身も謝罪する事態に至った。

視聴率の変動と番組終了

2020年の一連の出来事は、番組の視聴率に悪影響を及ぼした。エレンがCOVID-19に感染したことを公表した際の発言も問題視されており、その結果、多くのセレブリティがゲスト出演を拒否する傾向が見られた。こうした流れを受けて、2021年5月11日に2022年のシーズン19で番組の終了が告知された。

日本での放送

日本においては、2012年3月からDlifeにて、約1年遅れで二ヶ国語放送されていた。しかし、Dlifeが放送を休止したことに伴い、視聴者たちは番組の時間変更や放送の中断を経験することになった。

放送スケジュール

番組は過去に、いくつかの時間帯で放送されており、以下はその一例である。

• - 月曜日-金曜日の15:00-16:00 (2012年3月19日 - 2012年9月28日)
• - 土曜日-日曜日の29:00-30:00 (2012年5月5日 - 2013年3月31日)
• - 月曜日-金曜日の20:00-21:00 (2012年10月1日 - 2013年6月27日)
• - 金曜日の28:00-29:00 (2013年4月5日 - )

受賞歴

『エレンの部屋』は、デイタイム・エミー賞においてトーク番組部門で11回の受賞を果たしており、その影響力を証明している。また、2003年の番組第一回目のゲストはジェニファー・アニストンであり、最終回も彼女が出演する形で締めくくった。

エレン・デジェネレスの独特なスタイルや、番組のフレンドリーな雰囲気が多くの視聴者に愛され、トーク番組の現代における代表的な存在となることができた。

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