エンジェル (バフィーの登場人物)

エンジェル：魂を持つ吸血鬼の物語

エンジェルは、人気テレビドラマ『バフィー 〜恋する十字架〜|バフィー_〜恋する十字架〜』とそのスピンオフ『エンジェル』に登場する、複雑な過去を持つキャラクターです。演じるのは俳優のデイヴィッド・ボレアナズです。

人物像

本名はリアム。かつてはロンドンの裕福な家庭の長男として生まれましたが、放蕩生活を送った結果、父親から勘当されました。その後、路地で吸血鬼ダーラと出会い、自らも吸血鬼となります。吸血鬼となった彼は「アンジェラス」と名乗り、各地で残虐行為を繰り返しますが、ロマの呪いによって魂を与えられ、善の心を取り戻します。サニーデールでは吸血鬼退治をするバフィーと恋に落ちますが、彼女の母親の反対にあい、ロサンゼルスへ拠点を移します。

ロサンゼルスでは、コーディリアとドイルと共に探偵事務所を開き、様々な事件を解決していきます。ドラマ『エンジェル』の第5シーズンでは、弁護士事務所ウルフラム＆ハートのCEOに就任しますが、『After the Fall』最終章で辞職します。その後、バフィーを倒すために「トワイライト」と名乗り、再び彼女の前に立ち塞がります。

家族関係

ヨーロッパに住んでいた頃には妹がいましたが、吸血鬼となってからは家族構成が複雑になっています。

ダーラ: エンジェルのサイヤーであり、彼の妻。
コナー: エンジェルとダーラの息子。
コーディリア・チェイス: エンジェルの元恋人であり、バフィーの高校時代の同級生。後に息子コナーの妻となる。
ジャスミン: コーディリアとコナーの娘で、エンジェルの孫にあたります。

身体的特徴

吸血鬼であるため、日光に弱いという弱点を持っていましたが、コミック『Aftermath』以降は日光に耐えられるようになりました。

性格

エンジェルは、一つの肉体に「エンジェル」と「アンジェラス」という二つの人格を宿しています。普段はロマの呪いによってアンジェラスの人格は封印されていますが、真の幸福を味わうと呪いが解け、アンジェラスが現れます。

エンジェル: 温厚で寡黙な性格。常に自身の内なる悪と戦っています。
アンジェラス: 饒舌でプレイボーイ。しかし、残虐で変質的な側面を持ちます。

友人関係

エンジェルは、その長い人生の中で多くの人物と関わってきました。

ヨーロッパ時代

マスター: ダーラのサイヤーで、エンジェルの祖ともいえる存在。
スパイク: エンジェルの弟子にあたる吸血鬼。
ドゥルーシラ: エンジェルの愛人だった吸血鬼。
ジェームズ・ホルツ: エンジェルの親友。後に彼の敵となります。
エリザベス: ホルツの恋人。

サニーデール時代

バフィー・アン・サマーズ: エンジェルの恋人。吸血鬼ハンター。
ウィロー・ローゼンバーグ: バフィーの親友。
ルパート・ジャイルズ: バフィーのウォッチャー。

ロサンゼルス時代

ケイト・ロックリー: ロス市警の刑事。エンジェルと協力関係にあります。
ニーナ・アッシュ: エンジェルの現在の恋人。人狼。
ウィニフレッド・バークル: エンジェルが地獄から救出した女子大生。
グウェン・ライデン: コミック『After the Fall』での仕事上のパートナー。
ウェスラー: 悪魔。当局からの使い。

エンジェルの物語は、吸血鬼としての宿命と、魂を持つが故の苦悩、そして善と悪の狭間で葛藤する人間の複雑さを描いています。その魅力的なキャラクターは多くのファンを魅了し、今もなお愛され続けています。

外部リンク

Angel - IMDb（英語）
A site examining the relationship between Angel and Angelus
Angel-us.com

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