エンジェルサイン

エンジェルサイン

『エンジェルサイン』は、2019年11月15日に公開された日本のオムニバス映画です。漫画家の北条司が総監督を務め、セリフが一切ないサイレント映画として制作されました。

概要

本作は、『月刊コミックゼノン』主催の『サイレント・マンガ・オーディション』で過去14回に渡り応募された、世界108ヵ国からの6888作品の中から選ばれた5作品を原作としています。これらの作品に、北条司自身が手掛けた『プロローグ&エピローグ』を加えた、全6編で構成されています。セリフを一切使用しない映像表現で、観客の想像力を刺激し、普遍的な感情や物語を伝えます。

上映作品

各作品は、愛、喪失、希望、そして再生といった普遍的なテーマを、セリフに頼らず、映像と音楽だけで表現しています。

プロローグ&エピローグ: チェリストのアイカとピアニストのタカヤは恋人同士。音楽を通して世界を感動させる夢を持っていましたが、タカヤが病で亡くなります。アイカはタカヤの遺作「エンジェルサイン」を世界に届けようと決意します。
別れと始まり: 鉄道運転士の夫と病で亡くなった妻。幼少期から共に過ごした夫婦の別れと、残された夫を励まそうとする愛犬の姿を描きます。
空へ: 愛犬を亡くし心を閉ざした娘と、娘を励ます父親。天国の愛犬へ手紙を送る娘の前に、ある日蝶が現れます。
30分30秒: 出産を目前に命を落とそうとする女性。死神が現れた瞬間、タカヤの曲が流れ出し、蝶が舞い始めます。死神は女性に30分30秒の猶予を与えます。
父の贈り物: 幼い頃に母親を亡くした娘のために、父親は母親代わりのロボットをプレゼントします。やがて父親もいなくなり、心を閉ざした娘をロボットが元気づけようとします。
故郷へ: 戦争へ行く父親は娘に生きて帰ると約束しますが、魂となって帰ってきます。二度と会えないと知った父親の魂の前に蝶が現れ奇跡を起こします。

キャスト

各上映作品の「出演者」欄をご参照ください。

スタッフ

総監督：北条司
監督：各上映作品の「監督」欄をご参照ください。
主題歌：DEAN FUJIOKA『Chasing A Butterfly feat. Nao Matsushita』（A-Sketch）
企画：堀江信彦
配給：ノース・スターズ・ピクチャーズ
製作：「エンジェルサイン」製作委員会

映像ソフト化

2020年5月2日にBlu-ray DiscとDVDが発売されました。ディレクターズカット版やメイキング映像など、特典映像も豊富に収録されています。

外部リンク

映画『エンジェルサイン』公式サイト
映画『エンジェルサイン』公式 (@AngelSignMovie) - X（旧Twitter）
* 映画『エンジェルサイン』 (Angel Sign) (AngelSignMovie) - Facebook

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