堀江信彦

堀江信彦について

堀江信彦（ほりえ のぶひこ）は、1955年8月17日生まれで、日本の雑誌編集者、作家、実業家として著名です。熊本県で生まれ育ち、熊本県立熊本高等学校を卒業後、早稲田大学法学部を経て1979年に集英社に入社しました。彼のキャリアは『週刊少年ジャンプ』編集部でスタートし、多くの人気作品の編集を担当しました。特に、江口寿史、原哲夫、北条司、次原隆二などの著名な漫画家たちと共に、『北斗の拳』や『シティーハンター』といったヒット作を手がけました。

編集長としての功績

1993年には『週刊少年ジャンプ』の5代目編集長に就任し、1995年には653万部の発行部数を記録しましたが、次世代作家の育成を試みたにもかかわらず、発行部数は急激な減少に見舞われ、1996年には編集長を解任されました。その後、新たな挑戦として『メンズノンノ』の編集長を経て、1997年からは『BART』編集長を務めましたが、2000年に『BART』が休刊されることに。これを機に、堀江は集英社を退職し、原哲夫、北条司、次原隆二とともに株式会社コアミックスを設立しました。

コアミックスの設立と活動

コアミックス設立後、彼は『週刊コミックバンチ』を創刊し、2004年まで編集長として活躍しました。また、同年には株式会社ノース・スターズ・ピクチャーズを設立し、コンテンツ管理に力を注ぎました。その後も2010年に「月刊コミックゼノン」を創刊し、13年までその編集長を務めました。

更に、堀江は2009年には「カフェゼノン」をオープンし、2011年には飲食事業を展開する株式会社じぞう屋を設立しました。2018年には熊本でコアミックスを設立し、作家育成のための「コアミックスまんがラボ」を開設。2019年には「世界サイレントマンガオーディション」の映画化を企画し、『エンジェルサイン』というサイレント映画を公開しました。2020年には「096k熊本歌劇団」を創立し、熊本県高森町にもアーティスト育成施設の建設を進めています。

原作者としての活動

堀江は本名の堀江信彦の他にも、北原星望というペンネームを使用して原作者としても活動しています。代表作には『蒼天の拳』や『義風堂々!!』シリーズ、『前田慶次 かぶき旅』などがあり、原作者としても多くの作品に寄与しています。また、彼の娘の名を冠した『シティーハンター』のヒロインの名前など、彼のセンスが作品にも影響を与えています。

メディア出演

堀江はその活動を通じて、テレビなどのメディアにも度々登場しています。最近では、2024年2月17日に放送予定のEテレ「令和の“トキワ荘”〜熊本から世界をめざせ〜」に出演することが決まっています。

堀江信彦は、編集者としてだけでなく、作家、実業家として様々な方面で活躍し続ける日本の漫画界における重要な人物です。彼の行動は、新しい才能を育成し、漫画文化の発展に貢献しています。

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