エンター・シカリ

Enter Shikari（エンター・シカリ）は、1999年に結成された「Hybryd」を前身とする、イングランド出身のエレクトロニコア・バンドです。2003年にロリー・クルーロウが加入したのを機に現行のバンド名に改名しました。

バンド名「Enter Shikari」は、ヒンディー語で「Enter the Hunter（ハンターになれ）」という意味を持ち、『外へ飛び出し、自分の欲しいものを手に入れろ』というメッセージが込められています。「Shikari」はヒンディー語で「ハンター」または「探求者」を意味します。

サウンドの特徴と評価

彼らの音楽は、ヘヴィメタルとレイブ/トランスを融合させた、他に類を見ないサウンドが特徴です。この斬新な音楽性はインターネット上で話題を呼び、特に10代の若者を中心に支持を広げていきました。実験音楽的な要素を積極的に取り入れたポスト・ハードコア・サウンドは、既存のジャンルに捉われない独自の音楽性を確立しています。

作品の多くが音楽賞にノミネートされており、メディアからの評価も高く、数々の音楽賞を受賞しています。その革新的な音楽性は、常に音楽業界から注目を集めています。

インディーズ精神と自主レーベル

Enter Shikariは、幾度となくメジャーレーベルからの誘いを断り続け、2006年7月に自主レーベル「Ambush Reality」を立ち上げました。この自主レーベルから、2007年3月19日にデビューアルバム『テイク・トゥ・ザ・スカイズ』(Take to the Skies)をリリース。イギリスのアルバムチャートで最高4位を獲得するほどの成功を収めました。

日本での活動

日本へは、2007年と2009年のSUMMER SONIC、2009年のPUNKSPRINGに出演しています。2008年1月にはマキシマム ザ ホルモンとのツアー、2012年2月には東京・LIQUIDROOM ebisuで単独公演、2018年4月にはCrossfaithのツアーに参加するなど、精力的に日本のファンへ向けてライブを行っています。

アルバム

テイク・トゥ・ザ・スカイズ (Take to the Skies) - 2007年
コモン・ドレッズ (Common Dreads) - 2009年
ア・フラッシュ・フラッド・オブ・カラー (A Flash Flood of Colour) - 2012年

メンバー

ルー・レイノルズ (Roughton "Rou" Reynolds) - ボーカル/キーボード
ロリー・クルーロウ (Liam "Rory" Clewlow) - ギター
クリス・バッテン (Chris Batten) - ベース
* ロブ・ロルフ (Rob Rolfe) - ドラムス

Enter Shikariは、常に進化を続ける姿勢と、独自の音楽性で、これからも多くのファンを魅了し続けるでしょう。

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