エントリー (人材サービス業)

株式会社エントリー - 概要と沿革

株式会社エントリー（ENTRY, Inc.）は、東京都新宿区西新宿に本社を構える人材サービスを提供する企業です。会社名「ENTRY」は、人と仕事を結び付ける（EN）挑戦（TRY）し続けるという意味が込められています。在宅勤務や短期の人材派遣サービスを中心に展開しており、利用者の便宜を考慮し、登録から勤務開始まで来社が不要です。特に2017年からは、業務終了後にその日のうちに給与をセブン銀行のATMで受け取るシステムを導入しました。

沿革

エントリーの歴史は2002年に始まります。旧三和銀行OBで構成された3人が資金を出し合い、「なもなもキャリアサービス」を設立し、「有料職業紹介」業務を開始しました。2013年には事業部としてエントリー事業部が設立され、2014年にMBOを経て株式会社エントリーに社名を変更、寺本潤が社長に就任しました。

この間の重要なマイルストーンとしては、2016年に「スマジョブ」を導入し、2018年7月には青森市に「24時間登録受付センター」を設け、地元自治体との基本協定を締結しました。さらに、ベトナムの大学とグローバル人材育成を目指した協力関係も築くなど、国際的な交流も積極的に行っています。

短期や単発の仕事に特化したCtoCマッチングサイト「シェアジョブ」を2019年にリリースしたことも特筆に値します。2022年にはフォークリフト人材事業「LIFTRY」を立ち上げ、農業分野の人手不足に対応する「シェアジョブ農家さん相談弘前支店」をオープンしました。2023年には、ベトナムに現地法人「ENTRY VIETNAM CO., LTD」を設立し、さらなる展開を図っています。

独自の取り組み

エントリーでは、社長が新入社員の家庭訪問を行うなどユニークな研修制度を取り入れています。また、2023年10月にはハロウィンイベントにおいて優れた仮装をした社員に「仮装手当」として5万円が支給され、従業員たちの約400名が参加しました。このように、楽しい職場を作るための取り組みを大切にしています。

事業内容

エントリーの事業内容は、多岐にわたります。主なサービスには、人材派遣事業、人材紹介事業、シェアリングエコノミー事業、農業向けマッチング事業、アウトソーシング事業、オタク事業などが含まれます。

事業所

本社は東京都新宿区にあり、全国の各地に支店があります。例えば、札幌、仙台、新宿、横浜、大阪、名古屋、福岡など、多様な地域で事業を展開しており、さらにはベトナムにも支店を開設しています。これにより、地域のニーズに応えながらダイナミックに成長を続けています。

スポンサー活動

スポーツ分野への貢献も忘れず、2023年には「東京新大学野球連盟」や「首都大学野球連盟」のメインスポンサーとして活動し、プロ野球の試合にも冠協賛を行っています。沖縄県の体育施設のネーミングライツスポンサーにもなっており、地域貢献を視野に入れた取り組みを続けています。

まとめ

株式会社エントリーは、人材派遣業界において独自の位置を確立し、さまざまな取り組みを通じて人と仕事を結ぶ役割を果たしています。今後の成長と地域社会への貢献に期待が寄せられています。

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