エンドレス (サカナクションの曲)

サカナクションの楽曲「エンドレス」は、2011年にリリースされた5thアルバム『DocumentaLy』に収録されています。この曲は、サカナクションの数ある楽曲の中でも、特にファンからの人気が高い楽曲の一つとして知られています。

ファンが選ぶ名曲ランキングでは第5位に選ばれており、その美しいメロディと深く考えさせられる歌詞が多くの人々を魅了しています。

作詞・作曲を手掛けた山口一郎は、自身のラジオ番組『サカナLOCKS!』で、この曲の制作秘話を語っています。それによると、「エンドレス」は東日本大震災の影響を強く受けた時期に制作された楽曲であり、歌詞を書くのが非常に困難だったとのことです。

山口は、震災後の社会に対する自身の感情や、未来への希望を込めて歌詞を書き上げようとしましたが、なかなか完成に至らなかったそうです。完成時には、歌詞が出来るまでの過程を記録した映像を見て、思わず涙したと語っています。

また、「エンドレス」には、幻のBメロが存在していたことが明かされています。当初は、Aメロの前にイントロとしてBメロが挿入され、Aメロの後にもう一度Bメロが繰り返される構成でした。しかし、Bメロを入れたことで歌詞の展開が難しくなったため、最終的にBメロは取りやめになったとのことです。

「エンドレス」のミュージックビデオは、アルバム発売後に公開されました。志賀匠と北澤“momo”寿志がディレクターを務め、楽曲の世界観を映像で表現しています。

この楽曲は、3分47秒の中に、様々な感情やメッセージが込められています。震災という未曽有の出来事を経験した日本人の心に深く響く、普遍的なテーマを扱っていると言えるでしょう。

「エンドレス」は、サカナクションの代表曲の一つとして、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。

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