アルバム『DocumentaLy』の概要
『DocumentaLy』は、日本の人気バンド
サカナクションによる5枚目のオリジナル
アルバムで、2011年
9月28日にリリースされました。この
アルバムは、前作から約1年半ぶりとなる待望の作品であり、アートワークや映像の演出も含め、音楽の新たな表現が詰まっています。発売元は
ビクターエンタテインメントです。
特徴
初回盤Aには、収録曲「エンドレス」や「ドキュメント」の制作過程を追ったドキュメンタリー映像『DocumentaLy Documentary』が特典として付属しています。また、初回盤AおよびBにはそれぞれボーナストラックとして「ホーリーダンス Like a live Mix」が含まれています。このように、視覚と聴覚の両方から楽しむことのできる内容が盛り込まれているのが大きな特徴です。
リリースに先立って
9月24日には、東京・LIQUIDROOM ebisuにおいて「
MUSICA&
サカナクション presents
サカナクション 5th
アルバム先行爆音試聴パーティー」が開催され、参加者は一足早く新
アルバムを体験することができました。このイベントは
Ustreamで生中継され、司会は
鹿野淳、VJは映像クリエイターの
島田大介が担当しました。
商業的成功
アルバムはオリコンで初登場2位を獲得し、前作までの最高記録を塗り替えました。特に『
アルクアラウンド』や『kikUUiki』の3位を上回ったことは、
サカナクションにとっても画期的な結果でした。また、
Appleが主催する「iTunes Rewind 2011」では、ベストミュージック部門でベスト
アルバムに選出されています。
収録曲
この
アルバムには以下の曲が収録されています。すべての作詞・作曲はボーカルの山口一郎が担当し、アレンジは基本的に
サカナクションが行っています。
1. RL (0:42)
- 曲中にはキーボード音が入っており、実際に曲タイトルを収録順にタイピングした音が使われています。
2. アイデンティティ (4:10)
-
サカナクションの3rd
シングルです。
3. モノクロトウキョー (3:58)
- 作詞した山口が、
下北沢の餃子店からの帰り道の景色を描いた曲です。
4. ルーキー (5:21)
- 4th
シングルとしてもリリースされました。
5. アンタレスと針 (4:02)
6. 仮面の街 (3:35)
7. 流線 (6:05)
8. エンドレス (3:47)
- この
アルバムのリードトラックで、制作には約8ヶ月が費やされました。
9. DocumentaRy (4:08)
10.
『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』 (4:00)
- 5th
シングルです。
11. years (4:23)
- これは5th
シングルのカップリング曲で、
アルバムに収録されるのは初の試みです。
12. ドキュメント (4:49)
- 1日のみで制作されたアレンジと歌詞が特徴です。
13. ホーリーダンス Like a live Mix (5:14)
- 初回限定盤に収録されています。
アルバムと共に、ミュージックビデオ集『SAKANARCHIVE 2007-2011』には新たなビデオも収録されており、ファンにとって貴重な映像体験となっています。これらすべてが相まって、
サカナクションの音楽的表現をさらに深く理解する機会を提供しています。