エンリコ・デル・プラート

エンリコ・デル・プラート：多才な才能を持つイタリアの若きサッカー選手

エンリコ・デル・プラート（Enrico Del Prato, 1999年11月10日 - ）は、イタリアのプロサッカー選手です。主にディフェンダーとして知られていますが、ミッドフィールダーもこなすことができる多才な選手で、現在はパルマ・カルチョ1913に所属しています。

クラブでのキャリア

デル・プラートは、アタランタの下部組織で育ちました。2016-17シーズンからはU-19チームでプレーし、その才能を開花させました。2017-18シーズン以降は、コッパ・イタリアの決勝戦を含むいくつかの試合でトップチームのメンバーとしてベンチ入りを経験しましたが、残念ながら出場機会を得ることはできませんでした。

2019年7月13日、デル・プラートはリヴォルノへ期限付き移籍し、新たな挑戦を始めました。同年8月24日、シーズン開幕戦のヴィルトゥス・エンテッラ戦で74分に交代出場し、プロデビューを果たしました。9月24日には、リーグ第5節のコゼンツァ戦で初のフル出場を記録し、着実に経験を積んでいきました。そして、2020年3月3日のフロジノーネ戦で、待望のプロ初ゴールをマークしました。

その後、2020年9月11日にはレッジーナへ期限付き移籍。そして、2021年8月31日にはパルマへの期限付き移籍が決まり、2022年6月21日にはパルマへの完全移籍を果たし、現在に至ります。

代表でのキャリア

デル・プラートは、各世代別のイタリア代表としても活躍しています。2016年11月には、U-18カテゴリで初めて世代別代表に招集されました。2018年のU-19欧州選手権のメンバーにも選出されましたが、出場機会はありませんでした。チームは決勝でポルトガルに敗れ、準優勝という結果に終わりました。

2019年のU-20ワールドカップでは、グループステージの日本戦を除く全6試合で先発フル出場を果たし、チームの中心選手として活躍しました。同年9月6日には、モルドバとの親善試合でU-21代表デビューも飾っています。

プレースタイルと人物像

デル・プラートは、守備能力だけでなく、攻撃の起点となるパスセンスも持ち合わせており、現代的なディフェンダーとしての資質を備えています。また、ミッドフィールダーとしてもプレーできる versatility(多才性) も彼の大きな魅力です。

元サッカー選手で指導者でもあるイヴァン・デル・プラートを父に持ち、幼い頃からサッカーに触れて育ちました。憧れの選手として、チアゴ・シウヴァ、ハビエル・マスチェラーノ、そしてアタランタで活躍したジャンパオロ・ベッリーニの名を挙げています。これらの選手たちから影響を受け、日々成長を続けています。

エンリコ・デル・プラートは、その才能と努力で、今後のイタリアサッカー界を担う存在として期待されています。彼の今後の活躍から目が離せません。

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