オタワ大学 (カナダ)

オタワ大学（University of Ottawa, Université d'Ottawa）は、カナダの首都オタワに位置する、世界最大規模の英仏バイリンガル大学です。10の学部を有し、35,000人以上の学部生と6,000人以上の大学院生が在籍しています。国際色豊かなキャンパスには、150カ国から約7,000人の留学生が集まり、学生全体の約17%を占めています。

歴史

オタワ大学の起源は1848年、ローマカトリックのオタワ司教区の初代司祭によって設立されたバイタウン大学に遡ります。バイタウンはオタワ市の旧名です。1861年に市名が変更されたのに合わせて、大学名もオタワ大学へと改称されました。その5年後には英国王室の勅許を受け、総合大学としての地位を確立しました。

1889年には、ローマ教皇レオ13世から教皇憲章を受け、教皇大学に昇格しました。1919年には、初めて女性の入学が許可され、教育の機会がより広範な層に開かれることとなりました。第二次世界大戦中には、カナダ軍の士官養成部隊が設置され、1,158名の学生と卒業生がカナダ軍に入隊し、国家に貢献しました。

1965年には、宗教法人や任意団体から独立した法人として再編され、大学の自治が強化されました。1974年には、オンタリオ州政府の新たな政策により、大学の制度的なバイリンガリズムが推進され、フランス文化の保護と発展が明確な目標として掲げられました。

学部

オタワ大学は以下の10学部で構成されています。

文学部
法学部
教育学部
工学部
経営学部
健康科学部
医学部
理学部
社会科学部
音楽学部

これらの学部では、多様な分野で高度な教育と研究が行われています。

キャンパス

オタワ大学のキャンパスは、オタワ市内に位置し、学生にとって快適な学習環境を提供しています。図書館や研究施設、スポーツ施設などが充実しており、学生生活を豊かにする様々なサポート体制が整っています。

卒業生

オタワ大学は、各界で活躍する著名な卒業生を輩出しています。

ルイーズ・アルブール：国際連合人権高等弁務官
ニック・デニス：総合格闘家
ポール・マーティン（短期間）：政治家

名誉博士

オタワ大学は、社会に貢献した人物に名誉博士号を授与しています。

野依良治：理化学研究所理事長

関連項目

カナダの大学一覧

外部リンク

オタワ大学公式サイト（英語・仏語）

オタワ大学は、多様な文化が共存する環境で、グローバルな視点を持つ人材を育成する教育機関として、今後も発展を続けるでしょう。

もう一度検索