オリナス

オリナス (OLINAS)

オリナスは、東京都墨田区太平、通称「錦糸町」に位置する複合商業施設です。ショッピングモールの「オリナスモール」、大型商業施設の「オリナスコア」、オフィスビルの「オリナスタワー」、マンションの「ブリリアタワー東京」の4棟で構成されています。

概要

オリナスは、1893年（明治26年）から1997年（平成9年）までこの地にあった、時計メーカー精工舎（セイコー）の工場跡地の再開発事業として、東京建物が中心となって開発され、2006年に開業しました。

名称の由来は、建設地の「錦糸町」の「錦」から連想し、職・住・遊が融合して街を「織り成す」イメージから名付けられました。また、アルファベット表記のOLINASは、「Organization of Lifestyle Interface, New bussiness, Amenity, Shopping」の頭文字を取ったものです。

オリナスモール・オリナスコアの建物は、2012年にシンガポールのキャピタランドに取得されています。駐車場はパーク24によって管理されています。

沿革

1997年：精工舎工場閉鎖
2006年4月20日：開業

主な店舗

オリナスには、様々な店舗が出店しています。

H&M - モール1階
スターバックス - モール1階
セリア - コア地下1階
ヤマダ電機 - コア2階
ニトリ - コア3階
スーパースポーツゼビオ - コア1階
* ヴィクトリアゴルフ - コア1階

かつてはタワーレコードや東急ストアなども入っていましたが、現在は閉店・撤退しています。

TOHOシネマズ錦糸町オリナス

オリナスモール4階にあるシネマコンプレックスです。8スクリーン、1,457席（車椅子16席）を有し、株式会社東京楽天地が運営・経営を行っています。TOHOシネマズを冠して営業している劇場としては唯一別会社が運営を行っています。

2018年11月16日より、錦糸町駅前にある楽天地ビル内の楽天地シネマズ錦糸町が「TOHOシネマズ錦糸町楽天地」としてリニューアルオープンしたのと同時に、差別化のため現名称へ改称しました。「オリナス」と「楽天地」の二館体制による一体運営となっており、「楽天地」の4スクリーン、851席（車椅子8席）を合わせると、TOHOシネマズ錦糸町は計12スクリーン、2,308席（車椅子24席）となります。

オリナスモールの特徴

オリナスモールは、曲線状に延びる吹き抜け通路が特徴的で、歩いていくうちに景色の変化を楽しむことができます。建物配置などによる制約の下、回遊性を高め、視覚的な変化に訴える工夫が随所に見られます。

奥に延びる各階の通路は、床面の端部がギザギザにレイアウトされています。床面には、織物をイメージした赤や黄、青のグラデーションで帯状の模様が見られます。各階によって床面の配色は変わり、ところどころに設けられた渡り廊下の配置も上下階でズレがあります。これらの工夫は、視覚的な変化の面白さを狙いとしたものです。

オリナスは、ショッピング、映画、食事など、様々なニーズに応えることができる複合商業施設として、地域住民や観光客に親しまれています。

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