オリビア・アップス
オリビア・アップス(Olivia Apps)は、
1998年12月1日に生まれた
カナダ出身の女子ラグビー選手です。特に7人制ラグビーの分野でその才能を発揮し、
カナダ代表の中心選手として活躍しています。
プロフィール
彼女は
カナダの
ブリティッシュコロンビア州にある都市、ビクトリアで生を受けました。フィールド上での主なポジションはスクラムハーフ(SH)です。このポジションは、スクラムやブレイクダウンからボールを供給し、チームのアタックの起点を作る重要な役割を担います。グラウンド全体を見渡し、ゲームの流れをコントロールする戦術眼と判断力が求められるポジションです。
アスリートとしての体格は、身長164センチメートル、体重70キログラムです。このサイズは、スクラムハーフとして必要な機敏性と、激しいコンタクトプレーにも対応できるフィジカルのバランスが取れています。また、彼女の外見的な特徴として、スキンヘッドであることが広く知られています。
略歴
オリビア・アップス選手のキャリアにおける重要な節目は、
カナダ代表として出場した二度のオリンピックです。
最初のオリンピック出場は、2021年に開催された東京オリンピックでした。この大会で、彼女は
カナダ女子7人制ラグビー代表チームの一員として選出され、世界の強豪が集まる舞台で自身のスキルを試す機会を得ました。オリンピックという大舞台での経験は、その後の彼女の選手としての成長に大きく貢献したと言えるでしょう。
そして、続く
2024年のパリ大会では、オリビア・アップス選手は再び
カナダ女子7人制ラグビー代表に選出されました。この大会では、単なる選手としてだけでなく、チームのキャプテンという極めて重要な役割を任されました。キャプテンとしてチームをまとめ、選手たちのパフォーマンスを引き出し、試合の流れを読みながら適切な指示を出すなど、多岐にわたるリーダーシップが求められました。
パリの地で、オリビア・アップス
主将率いる
カナダ代表は、予選プールから決勝トーナメントへと駒を進め、強豪国との激戦を勝ち抜いていきました。チームは一丸となり、彼女のリーダーシップのもと、決勝戦までたどり着きました。惜しくも金メダルには届きませんでしたが、見事に銀メダルを獲得するという素晴らしい成果を上げました。この銀メダルは、
カナダ女子7人制ラグビーにとって大きな功績であり、オリビア・アップス選手はキャプテンとしてチームを歴史的なメダル獲得へと導いた立役者となりました。
彼女の粘り強いプレーと、キャプテンとしての統率力は、今後の
カナダラグビー界においても大きな影響を与えることでしょう。若手選手の模範となり、更なる高みを目指す彼女の活躍から目が離せません。
関連情報
関連項目: 7人制ラグビー女子カナダ代表
外部リンク: Ultimate Olivia Apps