オリベル・トーレス・ムニョス
オリベル・トーレス・ムニョス(
1994年11月10日生まれ)は、
スペインのナバルモラル・デ・ラ・マタ出身の
プロサッカー選手で、現在は
CFモンテレイに所属している
ミッドフィールダーです。彼の名前の由来は、日本のアニメ『
キャプテン翼』の主人公である
大空翼の
スペイン名「オリベル・アトム」にあります。
クラブ経歴
オリベルは、2008年の夏に
アトレティコ・マドリードに加入し、
ディエゴ・シメオネの指揮の下で4年間ユースチームで過ごしました。2012年4月にリーガ・エスパニョーラの
レアル・ベティス戦でメンバー入りを果たし、2012-13シーズンの
レバンテUD戦でプロデビューを果たしました。チャンピオンズリーグでも重要な役割を果たし、
FCポルト戦では決勝ゴールを挙げるなど、若い選手として名を馳せました。
ビジャレアル
2014年1月、出場機会を求めて
ビジャレアルCFにローン移籍。初のビジャレアルでの試合ではベティス戦で出場し、その後
グラナダCF戦にスタメン出場しました。しかし、チームはその試合で0-2と敗北しました。
2014-15シーズンにはポルトにレンタル移籍し、ここでも充分なプレータイムを確保。
プリメイラ・リーガデビューを果たし、
モレイレンセFC戦では初ゴールも記録します。オリベルの才能は評価され、彼は2014年の
ゴールデンボーイ賞にノミネートされました。
2015-16シーズンに再びアトレティコへ戻り、背番号10を与えられるも、チーム戦術と個人のプレースタイルが合わず、出場機会は減少。最終的には冬の移籍市場でドルトムントからのオファーがあったものの、クラブが残留を希望し、本人も意向に応じて残留しました。しかしながら、シーズンを通して十分な出場機会を得ることができませんでした。
2016年8月には再度ポルトにローン移籍。その後の18ヶ月間で完全移籍のオプションも行使し、ポルトでのキャリアを継続しました。しかし、新しい監督下では途中出場が多くなり、レギュラーポジションを失うこともありました。
2019年7月15日、オリベルは
セビージャFCと5年契約を結び、さらに2024年6月には
CFモンテレイに3年契約で移籍決定となりました。
代表歴
オリベルは、2012年の
UEFA U-19欧州選手権で優勝した
スペイン代表の一員であり、決勝戦でプレーしました。また、
2013 FIFA U-20ワールドカップでも5試合全てに出場し、2013年9月にはU-21代表デビューを果たしました。U-21代表においても、彼はさらなる成長を遂げ、特にボスニア・ヘルツェゴビナ戦で初ゴールを決めました。
獲得タイトル
オリベルは、
アトレティコ・マドリードで
コパ・デル・レイを、
FCポルトでは
プリメイラ・リーガとスーペルタッサを、セビージャでは
UEFAヨーロッパリーグを制覇しました。これまでの彼のキャリアは多くの経験と成果に満ちています。