オリーブベイホテル

オリーブベイホテルの概要

長崎県西海市に位置するオリーブベイホテルは、株式会社オリーブベイホテルが運営するリゾートホテルです。元々は、大島造船所グループの迎賓館として建設され、船舶の引き渡し式典などで船主をもてなす役割を担っていました。その歴史の中で、将棋の名人戦や囲碁の棋聖戦・本因坊戦といった、数々のタイトル戦の舞台にもなっています。ホテル評論家の瀧澤信秋氏が「人生で一度は泊まっておきたいホテル」として推奨するなど、その質の高さは広く知られています。

ホテルの沿革

1983年3月、西九州開発株式会社として設立され、大島アイランドホテル長崎として開業しました。2008年10月には、運営委託会社として株式会社大島アイランドホテル長崎が設立されましたが、2011年に全面的な建て替えのため一時休業に入りました。その後、2013年1月に株式会社オリーブベイホテルへと社名を変更し、同年4月12日に現在のオリーブベイホテルとして再開業しました。

ホテルの施設

地上6階建てのホテルは、正面玄関が3階に位置しています。敷地面積は17,427㎡、建築面積は2,315㎡、延床面積は6,531㎡です。設計は隈研吾建築都市計画事務所が担当しました。

客室

全32室の客室は、様々なニーズに対応できるよう、複数のタイプが用意されています。

プレミアム・スイートオブ・ルーム：約110㎡、2室
ラグジュアリールーム：約55㎡、20室
スーペリアルーム：約30㎡、9室
和室：約60㎡（12畳+6畳）、1室

インテリアデザインは、GA DESIGN INTERNATIONALが手がけています。

レストラン・宴会場

レストラン オリーブ（1階）：ホール44席、個室（菊8席、椿20席）を備えます。フロア面積は258㎡です。
宴会場 牡丹（1階）：350㎡の広さを誇り、婚礼や宴会に利用できます。横幅18m×高さ3.5mの曲面大型スクリーンが設置され、最新の4K映像機器が利用可能です。
貴賓室 桜（2階）：54㎡の広さで、特別な空間を提供します。
フィットネスルーム（2階）：ランニングマシン2台とバイクマシン2台が設置されています。
BAR 山吹（3階）：117㎡のバーで、堀木エリ子氏デザインの和紙を用いたアートが特徴です。
パーティルーム ポピー（3階）：159㎡で、バーカウンターを備え、宴会の二次会などに利用できます。
スカイバンケット 百合（6階）：96㎡の多目的会場で、婚礼や会議などに利用できます。

その他施設

屋外プール：横幅8m×楯幅20m×1.45m（一部子供用0.79m）の大きさです。
プレジャーボート オリーブ号：定員10名で、大島周辺や九十九島のクルージングに使用されます。
プライベートビーチ：夏季限定で利用可能です。

展示作品・装飾作品

ホテル内には、著名なアーティストによる数々の作品が展示されており、訪れる人々を魅了しています。

彫刻「穹（きゅう）」：ホテルアプローチに設置されたステンレス製の彫刻。多田美波氏の作品です。
陶板「瑞光（ずいこう）」：ホテルエントランスロビーに設置された陶板レリーフ。多田美波氏が油絵による原画を描きおろし、転写紙を使用した制作方法で制作されました。
レリーフ「歓喜」：1階宴会場牡丹入口に設置された、ガラス、ステンレス、鉄を使用したレリーフ。多田美波氏の作品です。
和紙作品「波間から昇る太陽」：BAR山吹入り口に設置された和紙作品。堀木エリ子氏の作品です。
和紙作品「波間に浮かぶ月」：BAR山吹内に設置された和紙作品。堀木エリ子氏の作品です。
絵画「爛漫の日々」：2階貴賓室に飾られた、桜を描いた絵画。岸田夏子氏の作品です。
* 絵画「櫻（大地に咲く）」：貴賓室に飾られた絵画。岸田夏子氏の作品です。

この他にも、歌手のジュディ・オング氏の版画などが所蔵されています。

オリーブベイホテルは、美しい自然に囲まれた特別な空間で、訪れるすべての人々に最高の体験を提供します。

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