オレグ・ワシリエフ

オレグ・ワシリエフは、1959年11月22日に旧ソビエト連邦で生まれ、フィギュアスケート界にその名を刻んだ偉大な選手です。幼少期は病弱だったため、健康回復を目的として5歳でスケートを始めました。当初はシングルスケーターとして活動し、ジュニア時代にはその才能を発揮していました。しかし、1978年にエレーナ・ワロワとペアを組んだことが、彼のキャリアを大きく飛躍させるきっかけとなりました。

ワロワとのペアは、その高い技術と芸術性で世界を魅了しました。1983年、1985年、そして1988年の世界フィギュアスケート選手権で優勝を飾り、その実力を世界に示しました。さらに、1984年のサラエボオリンピックでは、金メダルを獲得するという偉業を成し遂げ、その名を不動のものとしました。オリンピック後、ワロワと結婚しましたが、1992年に離婚しています。

1988年のカルガリーオリンピックでは、銀メダルを獲得し、現役を引退。その後、ソビエト連邦で初のプロスケーターとして活動を始めました。引退後も、その情熱は冷めることなく、コーチとして多くの選手を育成しました。特に、2006年トリノオリンピックで金メダルを獲得したタチアナ・トトミアニナ&マキシム・マリニン組のコーチとして、その指導力は高く評価されています。

ワシリエフの選手としての主な戦績は以下の通りです。

1983年 世界フィギュアスケート選手権 優勝
1984年 サラエボオリンピック 金メダル
1985年 世界フィギュアスケート選手権 優勝
1988年 世界フィギュアスケート選手権 優勝
* 1988年 カルガリーオリンピック 銀メダル

オレグ・ワシリエフは、選手としてだけでなく、コーチとしてもフィギュアスケート界に大きな足跡を残した人物です。彼の功績は、今後も長く語り継がれることでしょう。

valova-vasiliev.com
オレグ・ワシリエフ - Olympedia（英語）

もう一度検索