オレンジボール

オレンジボール

『オレンジボール』は、日本のミクスチャーバンドであるORANGE RANGE|ORANGE_RANGEがインディーズ時代に発売した唯一のミニアルバムです。2016年7月20日にリリースされた『縁盤』が登場するまで、アルバムのジャケットにはメンバー全員の姿が写っている唯一の作品でした。このアルバムには、早期のメンバーの成長ぶりを感じることができる特徴があり、特にボーカルのRYOの声色が現在とは異なっているのが印象的です。

このアルバムにはいくつかの曲が収録されており、メジャーデビュー後にリメイクされた曲も含まれています。中でも、メンバーが過去の思い出を語る際にしばしば登場するエピソードがあります。ある時、メンバーがダメージを受けていると感じたスタッフが、「これでも聴いて元気になれよ」と言わんばかりにアルバムを大音量で流したところ、メンバー全員が恥ずかしさで隠れたくなるほどの馴染み深い作品になったとのことです。リリースは2010年7月28日からiTunes Storeでスタートしました。

収録曲について

『オレンジボール』には、複数の楽曲が収められており、各曲にはストーリーや背景が存在します。

• - 奏重鼓: ORANGE RANGE|ORANGE_RANGEのオリジナル曲として最初に作られたもので、メジャーデビュー後もライブで繰り返し演奏されていました。この曲は、アルバム『ИATURAL』に収録された「夢人」のサビ部分の原曲にもなっています。また、「イカSUMMER」のカップリングとして演奏された「SJK06」が収録されています。

• - ガジェットグルーヴ: ストーリー性に富んだ楽曲であり、ライブでの演奏数は減少しましたが、その美しい詞の世界観はリスナーに深い印象を与えています。

• - キリキリマイ: ORANGE RANGE|ORANGE_RANGEの3曲目の楽曲であり、メジャーデビューシングルの原曲です。この曲からは数多くのバリエーションが誕生しました。

• - フラワーガーデン: バンドの2番目に制作された心に残る楽曲です。

• - 中毒: メンバーに特別な思い入れがあり、2004年までライブで演奏され続けました。この曲は強いインパクトがあり、観客との一体感を生み出しました。

• - ベロシティー: 曲名は「ビバ★ロック」や『1st CONTACT』に収録されている「ベロシティー3000」の原型です。

• - ファンクテューン: 高校時代の学園祭で演奏された曲で、メンバーにとって忘れられない思い出が詰まっています。2010年にはさいたまスーパーアリーナでの「ORANGERANGEカーニバル」での演奏が行われ、ライブDVDにも収録されるほどの人気を誇ります。

• - 奏重鼓-RKDRMX-: RYUKYUDISKOによってリミックスされたバージョンです。

『オレンジボール』は、ORANGE RANGE|ORANGE_RANGEの音楽の原点とも言える作品であり、彼らの独自のスタイルや魅力が詰まった音楽を楽しむことができます。特に、当アルバムを通じてメンバーの成長や思い出が描かれており、ファンにとっては特別な意味を持つ作品となっています。

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