オンバト+

『オンバト+』の概要

『オンバト+』は、2010年4月16日から2014年3月23日まで、NHK総合テレビで放送されていた日本のお笑い番組です。この番組は、その前身である『爆笑オンエアバトル』の後継番組としてスタートしました。略称として「オンバト」とも呼ばれ、多くのお笑いファンに親しまれました。

番組の基本構造

『オンバト+』は、10組の芸人が参加し、各回で5組が選ばれてオンエアされるというシステムを採用しています。これには前番組と同様の部分がありましたが、多くの新要素も導入されています。たとえば、ネタ終了時の音楽が変更され、新しい視聴者投票システムが搭載されています。また、収録は全国各地のコンサートホールや体育館に広がり、地元のファンとの交流も深まりました。

2013年度には大阪での特別収録も行われ、放送の幅が広がりました。15年にわたる「オンバト」シリーズの集大成として、2014年3月23日には「第4回チャンピオン大会」が行われ、番組は幕を下ろしました。このシリーズでは、119回の放送が行われ、334組の芸人が出演し、175組がオンエアを果たしました。

地方収録の場所

番組の地方収録は、日本全国の様々な場所で行われました。具体的には、北海道の中標津町や清水町、秋田県の秋田市、高崎市の群馬県、さらには福岡県の岡垣町や春日市など、多岐にわたります。

ルールと審査方法

『オンバト+』のルールは、前身の『爆笑オンエアバトル』を踏襲しつつも、さまざまな新しい試みがありました。初回放送では、天竺鼠とラバーガールが同点の5位となりましたが、規約に基づいて同点決勝が行われ、ラバーガールがオンエアとなりました。これにより、より多くのネタが放送される方針が採用されるようになりました。

歴代司会者

番組の司会はNHKアナウンサーが担当し、初回からの数年間、斉藤孝信や古賀一、柴崎行雄などがメインの司会を務めました。各期ごとに司会の顔ぶれが変わり、その都度新しい風を番組に吹き込みました。

チャンピオン大会

『オンバト+』では年度末にチャンピオン大会が開催され、過去のチャンピオンや視聴者投票枠の芸人が出場しました。視聴者参加型の要素が強調され、ファンの応援が直接番組に影響を与える楽しみもありました。

視聴者投票は、毎週行われ、上位に入った組がポイントを獲得し、年間1位を目指す内容です。1位には特別な賞があったため、多くの芸人がこの目標に挑みました。

付録番組『オンバト+ PREMIUM』

本編に加え、地方収録で制作された『オンバト+ PREMIUM』では、過去の人気芸人が競い合う様子が描かれました。様々なコーナーも用意されており、観客参加型のプログラムが楽しめました。

このように『オンバト+』は、ただの芸人ネタの披露に留まらず、視聴者とのインタラクションを大切にしながら、お笑い番組として新たなスタイルを確立しました。多くのファンに愛されたこの番組は日本のお笑い文化に一石を投じる貴重な存在でした。

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