オーストラリア・バレエ学校:世界へ羽ばたくダンサーを育成する名門校
オーストラリア・バレエ学校(The Australian Ballet School)は、
オーストラリアを代表するバレエ学校として、国内外で高い評価を得ています。1964年にマーガレット・スコットによって
オーストラリア・バレエ団の研修機関として設立され、以来、数多くの優秀なダンサーを輩出してきました。
学校の概要
オーストラリア・バレエ学校は、
ビクトリア州メルボルンのサウスバンク地区にある
メルボルン芸術センター内に位置しています。このセンターは、芸術 training excellence(優等芸術訓練のための
オーストラリア円卓会議)のメンバーでもあり、芸術教育において重要な役割を担っています。
特徴的な教育課程
オーストラリア・バレエ学校の最大の特長は、
オーストラリア・バレエ団への高い就職率です。所属ダンサーの95%が本校の卒業生で構成されており、その教育水準の高さが伺えます。また、卒業生は世界各国のバレエ団でプリンシパルやソリストとして活躍しており、国際的な舞台でもその才能を発揮しています。
本校では、才能ある学生を育成するために、以下のような多様な教育課程を提供しています。
8年制課程: 10歳から入学できる才能ある学生のためのコースです。
放課後プログラム: 10歳から13歳までの学生を対象とした放課後と土曜日に開講されるコースです。
州間/国際トレーニング課程: 他州や海外に在住する8歳から14歳までの学生を対象としたコースです。ダンスの才能を持ちながらも、家庭を離れる準備ができていない学生のために、レベル4のコースも用意されています。
全日制課程: 13歳から19歳までの学生を対象としたコースです。レベル4では、
オーストラリア・バレエ・センターの向かいにあるビクトリアン・カレッジ・オブ・アーツ・セカンダリー・スクールの第9学年と並行して受講します。平日はダンスと学科の授業を半日ずつ、土曜日は半日ダンスの授業が行われます。
ダンサーズ・カンパニー
ダンサーズ・カンパニーは、1980年に
オーストラリア・バレエ団の一部として設立されたもので、芸術副監督が率いています。大学院(レベル8)の学生の中から選抜されたメンバーが、
オーストラリア国内での公演に参加する機会を得られます。このプログラムは、学生にとってプロの舞台を経験する貴重な機会となっています。
校長
歴代の校長は以下の通りです。
マーガレット・スコット DBE (1964年-1990年)
ゲイリーン・ストック AM (1990年-1998年)
マリリン・ロウ OBE (1998年-2014年)
リサ・パヴァン(2015–現在)
まとめ
オーストラリア・バレエ学校は、長年の歴史と実績を持つ、世界でも有数のバレエ学校です。才能ある若者たちに最高の教育を提供し、世界中の舞台で活躍できるダンサーを育成することに力を注いでいます。
参考
*
オーストラリア・バレエ団