オーテピア

オーテピア高知

高知県高知市追手筋二丁目1番1号に位置するオーテピアは、図書館と科学館が共存する複合施設です。この施設は、日本で初めて都道府県立図書館と市立図書館が共同運営する形で設立され、地域の情報交流の拠点として利用されています。オーテピアにはオーテピア高知図書館、高知声と点字の図書館、そして高知みらい科学館が設置されており、様々な人々のニーズに応えるスペースが提供されています。

名称の由来

「オーテピア」という名称は、所在地である追手筋の「オーテ」と英語で仲間を意味する「ピア（peer）」を組み合わせたもので、多くの人々が集まる場所という願いが込められています。これにより、地域住民が交流し、有意義な時間を過ごすことを目指しています。

沿革

オーテピアの建設は2010年に基本構想が策定されたことから始まり、2011年には具体的な計画が立てられました。2013年に実施設計が完了し、2014年からは建設工事が進められ、2018年7月24日に待望の開館を迎えました。その後、オーテピア高知図書館は、多くの市民に親しまれる施設となり、2020年には日本建設業連合会から第61回BCS賞を受賞しました。

オーテピア高知図書館

オーテピア高知図書館は、オーテピア内に設置された公共[[図書館]]であり、高知県立図書館と高知市民図書館の共同運営によって成り立っています。この図書館は、615席の閲覧席を有し、グループ室、研究個室、静寂読書室など多様なスペースを提供しています。ここでは、一般向け書籍や子ども向け資料、地域に特化した情報などが豊富に揃っています。

高知声と点字の図書館

オーテピア内の1階には、高齢者や視覚障害者、学習障害を持つ方々に向けた高知声と点字の図書館が設けられています。ここでは、音訳図書や点字図書が整備され、利用者が気軽にアクセスできるよう配慮されています。特に、視覚に困難を抱える利用者のために、読書支援や情報提供が行われています。

高知みらい科学館

オーテピアの5階には、高知みらい科学館が位置しています。この館では、地域にゆかりのある科学者や企業の紹介を通じて、高知の科学技術を学ぶことができます。常設展示に加え、定期的に行われるサイエンスショーやミニかがく教室を通じて、訪れる人々が楽しみながら学べる機会が提供されています。

施設の利用情報

オーテピアは火曜日から金曜日は9:00から20:00まで開館しており、土曜日と日曜日も利用可能です。多様な休館日を設けている以外は、訪問者にとってアクセスの良い施設として利便性が高いと言えます。オーテピアは地域の方々にとって、学びや交流の場として欠かせない存在となっています。

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