オーディナリー・ラブ/ありふれた愛の物語

『オーディナリー・ラブ/ありふれた愛の物語』

『オーディナリー・ラブ/ありふれた愛の物語』は、2019年に公開された英愛合作の恋愛映画で、監督はリサ・バロス・ディーサとグレン・レイバーンが務めました。主演を飾るのは、リーアム・ニーソンとレスリー・マンヴィルです。この映画は、夫婦の絆と闘病生活をテーマにしており、感動的な物語が展開されます。

概要

物語の中心となるのは、長い間連れ添ったトムとジョーンという夫婦です。彼らにとって、一緒に過ごす時間は何よりも幸せなものですが、ある日ジョーンに乳がん診断が下され、抗がん剤治療を受けることになります。治療の副作用により、ジョーンの髪は抜け落ちてしまいます。この厳しい状況で、二人はお互いの愛情や絆を再確認し、夫婦関係がどのように変化していくのかが描かれています。

キャスト

メインキャストには、ジョーン役としてレスリー・マンヴィル（吹替：塩田朋子）、トム役としてリーアム・ニーソン（吹替：谷昌樹）が登場します。そのほかにもデヴィッド・ウィルモット（仲野裕）、アミット・シャー（小野賢章）、ローズマリー・ヘンダーソン（坂本千夏）らが出演。日本語版の制作スタッフには、演出を担当したみさわあやこ、翻訳の家本千恵子、音響の佐竹徹也が名を連ねています。

製作背景

本作の製作は2018年に始まり、主演のリーアム・ニーソンとレスリー・マンヴィルが映画『Normal People』に出演する報道があったことがきっかけとなりました。2019年にはサウンドトラックが発売され、音楽にも力が注がれています。

公開と評価

『オーディナリー・ラブ』は、2019年9月にトロント国際映画祭でプレミア上映を果たし、その際にタイトルが『Normal People』から『Ordinary Love』に変更されました。公開後の評価は高く、映画批評サイトのRotten Tomatoesでは93%の支持率を記録し、批評家たちからは「リーアム・ニーソンとレスリー・マンヴィルの素晴らしい演技により、胸が張り裂けるようなドラマが展開された」と称賛されています。また、Metacriticでも73点を獲得し、多くの観客に衝撃を与えました。

このように、『オーディナリー・ラブ』は単なる恋愛映画ではなく、病を抱えながら生き抜く夫婦の姿を通じて、愛の力や人間の強さを描いた深いメッセージを持った作品です。日本では劇場公開されませんでしたが、2022年にはスター・チャンネルで放送され、Netflixでも鑑賞可能となっています。

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