オープン・ザ・お笑いゲート王座

オープン・ザ・お笑いゲート王座について

オープン・ザ・お笑いゲート王座は、プロレス団体DRAGONGATEが管理・認定する、エンターテイメント性の高いユニークな王座です。この王座の最大の特徴は、通常のプロレスの試合のように勝敗によって王座が移動するのではなく、観客の拍手の量によって勝敗が決まるという点です。また、試合中にプレゼントを贈ったり、ベルトを強奪したりといった行為によっても王座が移動することがあります。

歴史

2007年5月4日、"ハリウッド"ストーカー市川がロサンゼルス遠征の際、PWG（Pro Wrestling Guerrilla）のコミッショナーからチャンピオンベルトを贈呈され、初代王者に認定されたという経緯があります。しかし、実際にはDRAGONGATEがチャンピオンベルトを制作し、PWGのコミッショナーに贈呈を依頼したという裏話があります。

ベルトの中央には「笑」の文字が刻まれており、マジックテープで着脱が可能です。また、ベルトの中には写真などを収納できるスペースも設けられており、遊び心にあふれたデザインとなっています。

王座の移動

この王座は、試合の勝敗だけでなく、観客の拍手の量によって移動するという、非常にユニークなルールが採用されています。そのため、試合展開だけでなく、観客をどれだけ楽しませるか、どれだけ会場を盛り上げられるかが王座奪取の鍵となります。また、試合中に観客からのプレゼントや、時にはベルトを強奪するといった行為によっても、王座が移動することがあります。

歴代チャンピオン

歴代チャンピオンの中には、"ハリウッド"ストーカー市川が最多戴冠回数7回を記録しており、初代王者の"ハリウッド"ストーカー市川は最多連続防衛回数7回、また、斎藤"ジミー"了も7回連続防衛しています。最多通算防衛回数はジャクソン・フロリダの11回です。このように、個性豊かなレスラーたちがこの王座を争ってきました。

主な出来事

初代王者である"ハリウッド"ストーカー市川には、救済措置として自動的に防衛が可能になる「泣きの10回券」が与えられていました。しかし、その「泣きの10回券」は、半分ほど使用したところで菊タローによって破られてしまうという事件も起こりました。これもこの王座ならではのユーモラスなエピソードと言えるでしょう。

他団体への流出

2009年5月15日には、菊タロー（アキバプロレス）が王座を獲得し、初めて他団体に王座が流出しました。その後も、ランジェリー武藤（フリー）など、他団体やフリーの選手が王座を獲得しています。このことは、オープン・ザ・お笑いゲート王座が、DRAGONGATEの枠を超えて、多くのレスラーやファンに楽しまれていることを示しています。

まとめ

オープン・ザ・お笑いゲート王座は、DRAGONGATEが管理する、エンターテイメント性の高い王座です。試合の勝敗だけでなく、観客の拍手やプレゼント、時には強奪によって王座が移動するというユニークなルールが特徴です。この王座は、プロレスの枠にとらわれず、観客を楽しませることを追求する、エンターテイメント性の高い王座と言えるでしょう。

外部リンク

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