オーラマシン

オーラ・マシン（Aura Machine）

オーラ・マシンは、アニメ『聖戦士ダンバイン』やその関連作品において、オーラ力を動力源とする架空の機械群を指します。これらの機械は、その形状や用途によっていくつかの種類に分類されるのが特徴です。「オーラ・バトラー」、「オーラ・シップ」、「ウィング・キャリバー」などが、それにあたります。その中でも特に「ピグシー」は、独特な位置づけの機種であり、単にオーラ・マシンと呼ばれています。

オーラ・マシンのカテゴリ

歩行機械（狭義のオーラ・マシン）

このカテゴリーには、ピグシーが含まれます。ピグシーは地上での移動や物資輸送を主な目的とした二足歩行の機械です。特徴的なのは平常時に3足で歩行することができ、高速移動時には二足になる点です。また、装甲を追加することで戦闘にも転用されるケースがあります。

オーラ・バトラー

オーラ・バトラーは、オーラ・マシンの中でも特に代表的な存在です。「巨人騎士」とも言われ、戦闘用のロボットとして位置づけられています。代表的な機体には、ダンバインやドラムロといったオーラ・バトラーがあります。これらはオーラ力を具現化した力強い武器と操縦能力を持ち、対敵戦闘で高い性能を発揮します。

オーラ・シップ

オーラ・シップは、オーラ・マシンやオーラ・バトラーを運ぶために設計された移動母艦です。これらの艦船は全長50〜100m程度で、戦闘支援や輸送任務を行います。ナムワン型という初期型に続いて、ギブン家が独自に設計したゼラーナ型や新たな性能改良版のブル・ベガー型など、各国が様々なタイプのオーラ・シップを開発しました。

ウィング・キャリバー

ウィング・キャリバーは、オーラ・バトラーの移動や攻撃支援を目的とした航空機です。輸送機としての役割を果たしつつ、戦闘機能も備えています。具体的には、初期のバラウからフォウ、ズロン、さらにはジームルグに至るまで様々な系譜が存在します。これらの機体は、攻撃的な運用や後方支援を行うために設計されています。

オーラ・ボム

オーラ・ボムは、戦闘用に開発された飛行型オーラ・マシンで、クラゲやクモの形状を持ちます。複数のパイロットが搭乗し、爆撃や空中戦を行う飛行戦闘艇という位置づけにあります。ドロが代表的な例であり、設計の初期段階から戦力として重宝されました。

オーラ・マシンの主な機体

• - ピグシー (Pigsey): バイストン・ウェル史上初のオーラ・マシンで、地上輸送における高い機動力が特長。
• - ウィング・キャリバー バラウ: ショット・ウェポンが設計したオーラ・バトラーの移動支援用機。
• - フォウ: ギブン家が開発した、オーラ・バトラーの主戦力としての機体。
• - ズロン: 新型オーラ・バトラーの運搬支援用に設計された機体で、重量級のオーラ・バトラーでも安定した搭載が可能。
• - オーラ・ボム ドロ: 初の空飛ぶ戦闘用オーラ・マシンで、敵への直接攻撃を行う。

オーラ・マシン群は、作品内での戦闘やストーリー展開において重要な役割を果たします。各機体は、その特性や装備、運用形態によって異なる戦略的価値を持ち、様々な戦術が展開されます。また、この豊かな機体デザインや性能のバリエーションが、ファンの間で高く評価されています。

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