カイル・ジマー

カイル・ジョゼフ・ジマー

カイル・ジョゼフ・ジマーは1991年9月13日生まれのプロ野球選手で、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴ市ラホヤ出身です。彼は右投右打の投手として、現在はMLBのシンシナティ・レッズ傘下に所属しています。また、弟のブラッドリー・ジマーもプロ野球選手で、兄弟そろってスポーツの世界で活躍しています。

経歴

プロ入りとロイヤルズ時代

ジマーは2012年のMLBドラフトでカンザスシティ・ロイヤルズから全体5位で指名され、6月7日に契約を結びました。プロデビューはルーキー級アリゾナリーグ・ロイヤルズで行われ、3試合に登板し1勝0敗、防御率0.90という素晴らしい成績を収めました。その後、7月24日にA級ケーンカウンティ・クーガーズに昇格し、さらにその6試合で2勝3敗、防御率2.43、29奪三振を記録しました。

2013年はA+級ウィルミントン・ブルーロックスでプレーし、18試合に登板し4勝8敗、防御率4.82という結果になりました。しかし、7月19日にAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズに昇格しましたが、上腕二頭筋の故障により4試合の登板にとどまり、2勝1敗、防御率1.93、27奪三振と良好な成績を残しました。

2014年のシーズンは右広背筋の故障により開幕から戦列を離れ、5月27日には6週間から8週間の離脱が発表されました。2015年には41人枠に追加されることで流出を防ぎましたが、メジャーデビューは実現しませんでした。

2016年もマイナーリーグでの登板が続き、A+級ウィルミントンとAA級ノースウエストアーカンソーで計3試合の先発登板にとどまるも、防御率1.59と好調でした。ただし、2017年もAA級ノースウエストアーカンソーとAAA級オマハ・ストームチェイサーズでのわずか3試合の登板に終わり、防御率は5.79でした。

2018年の春にはDFA（指名解除）となり、4月3日には一旦自由契約となったものの、同月6日にロイヤルズとマイナー契約を結びました。この年は故障により全休となり、オフにFA（フリーエージェント）となりましたが、2019年1月4日にメジャー契約で再契約を果たしました。

そして、2019年シーズンの開幕をメジャーで迎え、開幕戦となるシカゴ・ホワイトソックス戦で31日に初登板を果たしましたが、15試合で0勝1敗、防御率10.80に終わりました。

レッズ傘下時代

2020年には登板数を増やし、16試合に登板、先発1試合で1勝0敗、防御率1.57という好成績を残しました。2021年も引き続き活躍し、52試合に登板、4勝1敗、2セーブ、防御率4.83を記録しました。この年には弟のブラッドリー・ジマーとの兄弟対決も実現し、9月27日に対戦した際には本塁打を打たれるという特別な瞬間がありました。

オフの11月にはDFAとなり、その後自由契約となりましたが、2022年の3月にはシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、再びプロとしてのチャンスを狙っています。

その他の情報

ジマーはメジャーリーグだけでなく、マイナーリーグでも数多くの経験を積んできました。彼の経歴は挫折と挑戦に満ちていますが、可能性を秘めた選手として今後の活躍が期待されます。

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