カイ・カラ＝フランス

カイ・カラ＝フランス：総合格闘技界の新星

カイ・カラ＝フランスは、1993年3月26日にニュージーランドで生まれた男性総合格闘家です。彼はオークランドに拠点を置き、シティ・キックボクシングという名の道場に所属しています。現在、UFCのフライ級ランキングでは4位に位置し、その存在感を示しています。

幼少期とトレーニングの始まり

カイの格闘技への情熱は幼少期から始まりました。日本の総合格闘技団体『PRIDE』のファンとして、彼は数多くの試合を観戦しながら育ちました。10歳の時にブラジリアン柔術を始めて2年間経験した後、高校時代に小柄な体格への対策として総合格闘技のトレーニングを本格化させました。

プロへの道

カイは2010年11月7日にプロデビューを果たしました。その後、タイガームエタイの奨学金制度に合格し、大学を辞めてタイへ移住。東南アジアや東アジアを舞台に数十試合を重ね、その結果、キャリアの初期段階で18戦12勝の記録を残しました。

「The Ultimate Fighter」への参加

2016年、カイはリアリティ番組「The Ultimate Fighter」の第24シーズンに参加。彼はチーム・セフードに所属し、フライ級トーナメントの一回戦ではテレンス・ミッチェルに対し、わずか30秒でKO勝ちを収めました。しかし、準々決勝でアレッシャンドリ・パントージャに敗北し、試合を終えました。

RIZINでの挑戦

同年12月29日、カイはRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016に出場し、和田竜光と対戦しましたが、厳しい展開が続き、判定負けを喫しました。

UFCでの成功

カイのUFCでの初戦は2018年12月2日のUFC Fight Night: dos Santos vs. Tuivasaで、イライアス・ガルシアと対戦し、3-0の判定勝ちで勝利を収めました。この試合ではファイト・オブ・ザ・ナイトに選出され、彼の名は広まり始めました。

その後も順調に勝利を重ね、2019年にフライ級ランキング14位のマーク・デ・ラ・ロサを相手に判定勝ちを収め、ランキングを上げていきます。しかし、ブランドン・モレノに対しては、判定で敗れてしまいます。しかし、逆境を乗り越え、2021年にはホジェリオ・ボントリンと対戦し、TKO勝ちを収めました。

2022年7月にはブランドン・モレノとの再戦に挑みましたが、またしてもTKO負けを喫しました。この試合もファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれ、彼の戦闘スタイルの魅力が広まりました。

2023年にはアミル・アルバジとの試合で評価を受けながらも判定負けとなりましたが、メディアでは彼の勝利を支持する声が多く上がりました。2024年8月には復帰戦でスティーブ・エルセグにTKO勝ちを収め、再びその実力を証明しました。

戦績とタイトル

カイ・カラ＝フランスの戦績は非常に多彩で、彼は数回の主要タイトルを獲得しています。2015年にはKOZフライ級王座を獲得し、UFCでもファイト・オブ・ザ・ナイトやパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトに3回選出されるなど、その活躍は続いています。カイは今後も総合格闘技界での影響力を強めていくことでしょう。

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