カイ・グロナウアー

カイ・グロナウアー

カイ・グロナウアー（Kai Gronauer、1986年11月28日 - ）は、ドイツ・ノルトライン＝ヴェストファーレン州ゾーリンゲン出身のプロ野球選手。
現在は野球ブンデスリーガのレーゲンスブルク・レギオネーレに所属し、打撃コーチを兼任しています。

経歴

ゾーリンゲン・アリゲーターズ時代

2003年、16歳という若さでドイツ・ブンデスリーガのゾーリンゲン・アリゲーターズでプロデビューを果たします。
この年、打率.371、出塁率.437、長打率.452、そしてリーグ4位となる19打点を記録し、その才能の片鱗を見せました。
翌2004年は打率こそ.347と若干低下したものの、盗塁阻止率60%という高い数字をマークし、守備面での貢献も光りました。

2007年シーズンには、打率.384、出塁率.520、長打率.589という素晴らしい成績を残し、20盗塁で盗塁王を獲得。
さらに20四球（1位タイ）、33得点（2位）を記録するなど、多くの打撃部門で上位にランクインしました。

マイナー時代

ドイツでの目覚ましい活躍が認められ、2008年4月にニューヨーク・メッツと2年契約を締結。
ただし、ビザの関係でアメリカへの渡航が遅れ、就労ビザが発給されるまではドイツでプレーを続けました。

6月25日、ルーキー級ガルフ・コーストリーグのGCLカージナルス戦でプロデビュー。
主に控え捕手として16試合に出場し、打率.356、出塁率.408、長打率.378という好成績を収めました。

2009年にはA級サバンナ・サンドナッツで88試合に出場し、打率.243、6本塁打を記録。
2010年にはA級サウス・アトランティックリーグのオールスターに選出されるなど、着実にステップアップしていきました。

その後、徐々にリーグの階級を上げ、2013年にはAAA級のラスベガス・フィフティワンズに昇格。
2014年シーズン終了後、自由契約となりました。

レーゲンスブルク・レギオネーレ時代

2014年9月、レーゲンスブルク・レギオネーレに選手兼任コーチとして入団することが発表されました。
2015年には、打率.402、出塁率.514、長打率.659という驚異的な成績を記録しています。

選手としての特徴

試合数は少ないながらも、ドイツ国内では常に打率3割以上をキープするなど、高い長打力を誇る長距離砲です。
2006年には20盗塁を記録しているように、俊足も持ち合わせています。
また、強肩であることも彼の持ち味です。

2009年の第38回IBAFワールドカップではドイツ代表の主軸を任され、2013年のWBCドイツ代表メンバーにも選出されるなど、国際舞台でも活躍しました。

脚注

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
野球ブンデスリーガ・成績サイト(ドイツ野球ソフトボール協会)

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