カウセア・ナタノ

カウセア・ナタノは、1957年7月5日生まれのツバルの政治家です。2019年から2024年まで、ツバルの首相を務めました。

若い頃は、イギリス植民地時代のギルバート諸島（現在のキリバス）にあった国王ジョージ5世中等学校に通い、その後、南太平洋大学を卒業しました。政治の世界に入る前は、関税局長や財務経済開発省の事務次官、ツバル国立銀行の取締役など、様々な重要な役職を歴任しました。

2002年、ツバル議会選挙で初当選を果たし、公共会計委員長に任命されました。それ以来、18年以上にわたり政治家として活躍し、公共事業大臣や副首相などの要職を歴任しました。

2010年9月の議会選挙後に行われた首相選出選挙では、マアティア・トアファとの間で激しい選挙戦を繰り広げましたが、8対7で敗れました。

しかし、2019年9月19日に行われた首相選出選挙では、16人の議員のうち10人の賛成を得て、見事首相に選出されました。

首相在任中の2021年7月2日には、テレビ会議方式で開催された第9回太平洋・島サミットで、日本の菅義偉首相と共同議長を務めました。

2024年1月26日に執行された総選挙では、フナフティ選挙区から出馬しましたが、新人候補のトゥアファファ・ラタシと前外務大臣のサイモン・コフェに次ぐ第3位となり、惜しくも落選しました。通常、選挙の1週間後から10日後には国会議員の中から新首相が選出され、内閣が発足しますが、選挙の時期に発生した低気圧と高潮による悪天候のため、議員らが首都に集まることができず、次期首相選出の日程が決まらないという状況に陥りました。選挙から1か月後の2月26日、議会は議員16人全員の賛成で、元検事総長のフェレティ・テオを首相に選出しました。

カウセア・ナタノは、妻のセレパ・カウセア・ナタノとの間に、1人の娘と3人の息子をもうけています。

Hon. Kausea Natano (@tuvalupm) - X（旧Twitter）

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