カウンターのふたり

カウンターのふたり：TwellVオリジナルドラマの傑作

『カウンターのふたり』は、2012年と2013年にTwellVで放送されたオリジナルテレビドラマです。その魅力は、限られた空間と登場人物、そして巧みな会話劇にあります。全編を通して、2人の俳優のみが出演し、バー、結婚相談所、寿司屋など、カウンターのある様々な場所で繰り広げられる会話劇が、物語のすべてを担っています。

ドラマの概要

『クルマのふたり〜TOKYO DRIVE STORIES』に続く、TwellVのオリジナルドラマ第2弾として制作されました。各エピソードは30分というコンパクトな構成で、短い時間ながらも、深く心に響く物語が展開します。

特に、シーズン1の第3話「終わりと始まりの間」は、ギャラクシー賞五月度月間賞を受賞。さらに、シーズン1全話で第29回ATP賞テレビグランプリドラマ部門奨励賞を受賞するなど、高い評価を獲得しました。その人気を受け、2013年にはシーズン2の放送が決定。シーズン2放送開始前には、『豪華キャスト大集合 ふたりの裏側ぜんぶ見せます。』と題したスペシャル番組も放送され、視聴者の期待をさらに高めました。ナレーションは鈴木博紀が担当しました。

放送スケジュール

シーズン1は、2012年4月21日から9月1日まで、毎週土曜日の20時00分から20時30分（JST）に放送されました。シーズン2は、2013年1月11日から3月15日まで、毎週金曜日の21時00分から21時30分（JST）に放送されました。

主題歌

各シーズンで異なる主題歌が使用されました。シーズン1では、アリルが歌う『If ～もしも2人が～』（作詞：Miss-art、SiZK、作曲：Miss-art、A'LIL）が、シーズン2では、THEイナズマ戦隊が歌う『Don't Worry』（作詞：上中丈弥、作曲：THEイナズマ戦隊）がそれぞれ主題歌として彩りを添えました。THEイナズマ戦隊の『Don't Worry』は、アルバム『GLORY DAYS』にも収録されています。

スタッフ

このドラマの制作には、多くのスタッフが携わりました。撮影・照明は白石利彦、美術プロデューサーは溝川哲郎が担当。その他、フジアール、バスク、イメージフィールド、松竹衣装、山田かつら、京阪商会、ワインド・アップ、スポットといった企業が協力しました。演出補は北野隆、制作進行は半田健が担当し、企画は中山和記、編成は池上直樹と鎌田雄介（TwellV）、プロデューサーは伊賀宜子、演出・選曲は松木創（共同テレビ）が務めました。製作著作はTwellVとバンエイトです。

作品の魅力

『カウンターのふたり』は、シンプルな設定でありながら、奥深い人間ドラマを描いた作品です。限られた空間と登場人物だからこそ生まれる、繊細な感情表現や、言葉の端々に込められた意味を読み解く楽しみがあります。短い時間の中で、多くのことを考えさせられる、そんなドラマです。受賞歴からもわかるように、高い評価を受けている作品ですので、機会があればぜひご覧になってみてください。

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