松木創

松木 創：映像表現の多面性と高い評価

松木 創氏は、北海道登別市出身のテレビディレクター、映画監督、脚本家です。中央大学文学部西洋史学科卒業後、北海道文化放送に入社。フリーランスを経て、現在は共同テレビジョン第一制作部担当部長として活躍しています。

輝かしいキャリアと受賞歴

氏のキャリアは、数々の受賞歴によって裏付けられています。初期の才能は「遠いボート」で認められ、第2回小学館DENiMライター新人賞佳作を受賞。その後、テレビ朝日「人生の楽園」では橋田寿賀子賞優秀賞とATP優秀賞を、北海道文化放送「ON THEATER 爆笑探偵団」ではFNSソフト工場優秀賞を受賞するなど、早くから才能を発揮してきました。

特に、歌舞伎俳優・中村勘三郎氏に密着したフジテレビの金曜プレステージシリーズは高く評価され、日本民間放送連盟賞優秀賞や日本ポストプロ協会賞ミキシング部門ゴールド賞など数々の賞を受賞。さらに、勘三郎氏を題材とした映画「映画 中村勘三郎」はFIPA 2015 International Creationにも選出されました。

他の主な受賞歴には、WOWOW「ノンフィクションW 太陽の男 ラファエル・ナダル」での日本民間放送連盟賞優秀賞、BS12 TwellV「カウンターのふたり」シリーズでのギャラクシー賞奨励賞やATPグランプリ2012奨励賞、衛星放送協会オリジナル番組アワード オリジナル番組賞 企画賞などがあります。また、フジテレビ「ザ・ノンフィクション 転んでも転んでも 三國清三 上海進出1000日」ではATP賞優秀賞（構成）を受賞するなど、ドキュメンタリー制作における高い評価も得ています。

近年では、フジテレビ「中村屋ファミリー2020　待ってました！勘九郎 七之助 試練と喝采の幕開けスペシャル」が第49回国際エミー賞にノミネートされ、BS11「恋は50を過ぎてから」で日本民間放送連盟賞ドラマ部門優秀賞を受賞するなど、精力的に活動を続けています。

多様なジャンルの作品群

松木氏の作品は、ドキュメンタリー、ドラマ、映画と多岐に渡り、その表現力は非常に豊かです。

映画では、「映画 中村勘三郎」「リカ～自称28歳の純愛モンスター～」などを監督。

連続ドラマでは、テレビ東京「セサミストリート日本版」（チーフ監督）、「嬢王」シリーズ、「下北GLORY DAYS」、「クピドの悪戯」、「美少女戦麗舞パンシャーヌ 奥様はスーパーヒロイン!」、NHK「乙女のパンチ」、BS12「クルマのふたり〜TOKYO DRIVE STORIES」（チーフ監督）、「カウンターのふたり」シリーズ（チーフ監督）、「プレミアムよるドラマ おわこんTV」（チーフ監督、メイン脚本）、「ラーメン大好き小泉さん」（チーフ監督）、「馬子先輩の言う通り」、「ノンママ白書」、「実況される男」（チーフ監督）、「警視庁いきもの係」、「癒されたい男」（チーフ監督）、「リカ」シリーズ（チーフ監督）、「星から来たあなた」（チーフ監督）、「吉祥寺ルーザーズ」、「心霊内科医 稲生知性」シリーズ（企画、脚本、監督）、「嗤う淑女」（メイン監督）など、数多くの作品でチーフ監督や脚本を務めています。

単発ドラマでは、「ON THEATER 爆笑探偵団」（脚本・演出）、「世にも奇妙な物語」、「未来同窓会」、「心霊アプリ」、「呪web」、「0.03フレームの女」、「墓友」、「サプライズ」、「蟲たちの家」、「夢みる機械」、「夢男」、「コインランドリー」、「スキップ」、「コンシェルジュ」、「視線」（脚本も）、「地獄で冤罪」、「TOKYO本音モデルズ」シリーズ（選曲・演出）、「ラーメン大好き小泉さん」スペシャルシリーズ、「衝撃スクープSP 30年目の真実〜東京・埼玉連続幼女誘拐殺人犯・宮崎勤の肉声〜」、「プリンセス美智子さま物語 知られざる愛と苦悩の軌跡」、「恋は50を過ぎてから」など、幅広いテーマの作品を手掛けています。

ドキュメンタリーでは、フジテレビ「ザ・ノンフィクション」シリーズ、WOWOW「ノンフィクションW」シリーズ、そして数多くの特番など、社会問題から著名人の人生まで、多角的な視点で深く切り込んでいます。

さらに、楽曲の作詞やエッセイの執筆など、その活動は多岐に渡り、映像表現の枠を超えた才能を発揮しています。

松木創氏の今後の活躍からも目が離せません。

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