カオスコード

カオスコード（CHAOS CODE）

概要

『カオスコード』は、台湾のゲームスタジオF K Digitalによって開発された2D対戦型格闘ゲームで、2011年からアークシステムワークスを通じて稼働を開始しました。このゲームは、開発当初から日本の市場をターゲットにし、日本のゲームファンに向けた作品として展開されました。開発は台湾の台中で行われ、マーケティング業務などはオーストラリアに本社を置くF K Digitalによって担当されています。

本作は、古今のゲーム、映画、マンガやアニメといった日本のサブカルチャーからのオマージュが豊富に取り入れられており、背景や音楽も非常に凝った作りになっています。開発は2006年から行われ、パブリッシャー契約を務めたエイエムアイの倒産による影響などで、リリースが遅延しましたが、最終的にはセガのRINGWIDE基板で稼働する製品が完成しました。

作品の進化

2013年には続編として『カオスコード -ニューサインオブカタストロフィ-』が発表され、タイトーのNESiCAxLiveに対応する形でリリースされました。家庭用派生作品も登場し、ダウンロード版としてPlayStation 3やPlayStation 4|PlayStation_4、さらにNintendo Switch向けのバージョンも展開されています。また、家庭用ゲームではネット対戦機能が初めて実装されました。

2020年には新作として『カオスコード ネクストエピソード オブ エクストリームテンペスト』が発表されましたが、F K Digitalの開発業務停止により中止となってしまいました。しかし、2025年には新たなシリーズ作品として『カオスコード -ネメシスエクスペリメント-』が登場予定です。

ゲームシステム

『カオスコード』の独自のシステムには、気絶値やコマンド入力の猶予があり、プレイヤーの戦略を深める要素が含まれています。攻撃を受けると気絶ゲージが溜まり、これが最大に達すると一定時間行動不可能になります。基本操作は簡単ですが、ランとステップの選択、スキルセレクトにより、キャラクターごとのカスタマイズ度が高く、戦略的なプレイが求められます。

特に「カオスコンボ」や「カオスシフト」などの多様な技やゲージ消費のシステムは、プレイヤーに独特のゲーム体験を提供します。アルティメット・カオスやEX必殺技による戦略的な選択は、プレイヤーのスキルを試される瞬間を数多く生み出していると言えるでしょう。

ストーリー

本作のストーリーは、宇宙進出を果たそうとした人類が、『カオティクス』と呼ばれる新たなエネルギーの開発を行い、そのエネルギーの開発者が失踪したことで引き起こされる混乱を描いています。その後、地球連合政府は「CHAOS CODE」の謎を解き明かそうとする者に報酬を約束し、さまざまな組織がこの謎を巡って争奪戦を繰り広げます。

登場キャラクター

本作には、多彩な個性を持つキャラクターたちが多数登場します。地球連合のエージェントである緒田樹光や、宇宙忍者篝など、各キャラクターにはそれぞれの背景や目的があり、プレイヤーはそれらの物語を辿りながら対戦を行うことになります。さらに、近年のアップデートにより新キャラクターも追加され、ゲームの魅力がさらに拡張されています。

まとめ

『カオスコード』は、独特な世界観と多様なキャラクター、緻密に作り込まれたゲームシステムを持つ作品であり、プレイヤーに新しい体験を提供し続けています。今後の新作にも期待が寄せられており、このシリーズの進化を見逃すことはできません。

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