カステラ一番

カステラ一番について

カステラ一番（カステラ いちばん）は、日本のフリーモノマネタレントとして知られ、特にものまねの腕前で多くのファンを魅了しています。以前は本名の木原恵一（きはら けいいち）として活動し、タレント業以外にもショーや若手タレントのプロデュースもこなす多才な人物です。

来歴

カステラ一番は1968年に長崎県諫早市で生まれ、仕事の関係で大阪府摂津市へ移りました。小学校から高校まで地元の学校を卒業し、1987年には長崎県立大村工業高等学校を卒業後、コンピュータープログラマーとして職を得ました。ゲーム業界での経験を経て、1988年からはお笑い界に足を踏み入れることになります。

当初は人気ものまねタレントコロッケの付き人として活動を始めました。1990年にはフジテレビ系の深夜番組「第八法廷」で被告人役を演じ、さらにいくつかのバラエティ番組に出演しました。この頃、カステラ一番は「ふらんけん」としても知られるようになり、ものまね四天王のコンサートをサポートしていました。

1991年には付き人業を辞め、六本木のショーパブ「ポストスクエア YOU」でショースタッフとしての活動をスタート。1992年にはお笑いコンビ「だぶるあっぷ」を結成し、有線ラジオでレギュラー番組を持つなど、少しずつ知名度を上げていきました。彼のプロデュース力が注目されたのは、この頃からで、三軒茶屋や高円寺などのショーパブ立ち上げにも参加しました。

1994年には彼がものまねを中心にすることを決め、「だぶるあっぷ」は解散。その後、2006年には映画「日本以外全部沈没」にハリウッドスター役として出演し、2014年には所属事務所を退社しフリーとしての活動を本格化させます。

主なものまねレパートリー

カステラ一番のものまねレパートリーは非常に幅広く、アーノルド・シュワルツェネッガーや美川憲一、沢田研二、福山雅治などさまざまなジャンルの著名人を取り入れています。彼が特に得意とするのは、映画「ターミネーター」関連のネタといえます。また、他にもTVでの出演が多く、美しいものまねだけでなく、彼自身のキャラクターもあわせて親しまれています。

エピソード

カステラ一番は、ラジオやテレビで自身の経験を語ることが多く、時折ユニークなエピソードを披露します。彼は、霊感がないと思っていたが、故・丹波哲郎のものまねを始めてから霊体験をしたという話や、シュワルツェネッガー本人と会った際に鼻で笑われたというエピソードなどでも知られています。さらに、「ターミネーター2」のモデルのショットガンを所持していたが、銃刀法違反の疑いで警察に押収された経験もあります。これらのエピソードは彼のキャラクターを豊かにし、多くのファンの心を掴んでいます。

出演番組

カステラ一番は「第八法廷」「ものまねバトル」「うたばん」「タモリの超ボキャブラ天国」など多くのテレビ番組に出演。現代のエンターテイメントシーンにおいて、彼は欠かせない存在として知られています。活躍の幅は広がり続けており、これからの活動にも期待が寄せられています。

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