カティア・グティエレス

カティア・グティエレスについて

カティア・グティエレスは、1989年4月29日生まれのメキシコ出身のプロボクサーで、シナロア州ロスモチスで生まれ育ちました。彼女は、女子ボクシング界の一角を担う存在であり、特に初代IBF女子世界ミニフライ級王者の称号を持つ選手として知られています。

ボクシングキャリアのスタート

カティアは2007年8月10日にデビュー戦を迎えました。この試合では、地元ロスモチスでGuadalupe Cortesと対戦し、見事な判定勝利を収めました。しかし、その後の2試合目ではJasseth Noriegaに敗北を喫し、波乱に満ちたスタートを切りました。この挫折を経て、彼女は再び立ち上がり、3戦目でMaricela FloresをTKOで下し、勝利を取り戻しました。

その後、彼女は連勝を重ね、2010年6月26日にはジェシカ・チャベスとの対戦で判定負けを喫し、連勝記録は8でストップしました。この敗北は彼女にとって重要な経験となり、次の試合への教訓となったことでしょう。

世界タイトルへの挑戦

2011年には、イルマ・サンチェスと初代IBF女子世界ライトフライ級王座を争う試合を行いましたが、残念ながら0-3判定で敗北しました。その後、2011年4月16日にホリー・ダナウェイとの試合で初代IBF女子世界ミニフライ級王座を獲得する快挙を遂げます。判定結果は3-0で、これが彼女のキャリアの大きな転機となりました。

続く7月2日の試合では、モンテレイでアナ・アラゾラを3-0判定で下し、初防衛に成功します。その後も９月１０日にはOlga Julioを3-0で破り、１２月にはグレッツェン・アバニエルとの試合で４回TKO勝利を収めて３度目の防衛を達成するなど、勢いに乗る日々が続きました。また、2012年6月30日にはSusana Cruz Perezを相手に４度目の防衛に成功しましたが、その後防衛期限の超過により王座を剥奪される事態にも見舞われます。

国外への挑戦

2012年11月1日には、日本のアクロス福岡で黒木優子が保持するWBC女子世界ミニフライ級王座に挑戦しました。この試合では、接戦の結果1-2の判定で敗北し、王座奪取には到達できませんでした。その後も2015年11月13日に元WBC女子世界フライ級王者のケニア・エンリケスとの試合で偶然のバッティングにより負傷判定で敗れるなど、苦しい時期を経ながらキャリアを続行します。

2016年4月30日、再びアナベル・オルティスとの対戦でWBA女子世界ミニマム級王座に挑みましたが、結果は0-3の判定負けに終わりました。

戦績と現在

カティア・グティエレスの戦績は、31試合を戦い、23勝（うち6KO）8敗というものです。彼女は数々のタイトルを獲得し、女子ボクシング界において確かな存在感を示しています。多くの試合で挫折を経験し、その中で成長を続けているカティア・グティエレスは、今後も女子ボクシング界での活躍が期待される選手です。

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