カトリック植松教会

カトリック植松教会は、長崎県大村市植松に位置するカトリック教会（聖堂）です。大村インターチェンジやJR新大村駅の西口から程近い場所にあり、アクセスしやすい立地となっています。

敷地内には、イエスのカリタス修道女会によって運営されている大村聖母幼稚園が併設されており、地域に根ざした活動を行っています。教会の信徒だけでなく、地域の子どもたちの教育にも貢献している点が特徴です。

また、カトリック植松教会の主任司祭は、対馬市のカトリック信者の司牧も兼務しています。対馬市には現在、カトリックの聖堂が存在しないため、日本聖公会厳原聖ヨハネ教会の一部を借りて、月に一度ミサを捧げています。異なる教派の教会を間借りしてミサを行うという、珍しい形態をとっています。

沿革

カトリック植松教会の歴史は、1889年に救護院として発足したことに始まります。その後、原口町首塚近傍に竹松教会が建立されました。

しかし、1941年、大村海軍航空廠の拡張に伴い、教会とその土地はすべて国に買収されることになりました。これにより、徳泉川内に田ノ平教会を建設し、移転を余儀なくされました。

終戦後、現在の場所を求め、1946年から1947年にかけて、植松教会が建立されました。現在の聖堂は1975年に建立されたもので、同年5月27日に里脇枢機卿によって祝別献堂されました。

カトリック植松教会は、地域の信者にとって心の拠り所であるとともに、幼稚園の運営や対馬市の信者への司牧など、多岐にわたる活動を通じて地域社会に貢献しています。

もう一度検索