カトリック深堀教会

カトリック深堀教会

カトリック深堀教会は、長崎県長崎市深堀町に位置するカトリックの教会です。その歴史は、一人の神父のささやかな活動から始まり、地域の信者たちの心の拠り所として発展してきました。

沿革

教会の起源は、1960年9月に渋谷治神父が深堀城跡（陣屋跡）を購入し、引退後の生活を始めたことに遡ります。渋谷神父は、自身の家を近隣の信者たちに開放し、共に祈りを捧げる場としました。これが、カトリック深堀教会の始まりです。

1972年10月7日、渋谷神父の逝去に伴い、この場所は正式な小教区として認められました。信者たちは、神父の遺志を継ぎ、共同体としての活動を活発化させていきました。

1976年5月には、待望の聖堂が建立され、献堂式が行われました。信者たちの長年の願いが叶い、祈りの場が整えられたのです。

2001年、献堂25周年を迎えるにあたり、聖堂の外装と内装の大規模な改修工事が行われました。美しく生まれ変わった聖堂で、同年11月25日には、歴代の主任神父を迎えて記念ミサが捧げられました。これは、教会の歴史を振り返り、新たな時代への決意を新たにする機会となりました。

しかし、年月とともに聖堂の老朽化が進み、安全性の問題が懸念されるようになりました。そこで、信者たちは新たな聖堂の建設を決意します。

2014年9月20日、旧聖堂から場所を坂の上に移動し、高見三明大司教司式による新聖堂の献堂式が盛大に執り行われました。新聖堂は、信者たちの熱意と献身によって建てられ、地域のシンボルとして、新たな歴史を刻み始めています。

カトリック深堀教会は、その長い歴史の中で、地域社会との繋がりを大切にし、人々の心の支えとなる存在であり続けています。新しい聖堂は、これからも多くの人々に希望と慰めを与え、信仰の灯を灯し続けるでしょう。

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